読書日記No.88

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只今、午前1:30
今日も一日中お勉強に付き合ってくれた ななチン(笑)
ありがとう。






3科目のテストが終了し今日で前半戦が無事終了♪
明日は一日お休みです(ホッ)

記号やら数式やら難しいカタカナやら、
なんだかんだを頭の中に詰めるだけ詰め込んで
そ~っと試験会場まで行き、
それを解答用紙の上にドドッと注ぎ込む。
そうすると、帰りの電車の中ではすっかり頭の中は空っぽになってます。
いいんでしょうかねぇ、こんなんで。
若い頃と違って頭に詰め込んだ知識が消化吸収されずに
丸ごと体外に排出されてる感じが、ヒジョーにむなしい・・・

若者よ、勉強するなら今のうちですよー!!



さてさて、本日の読書日記
紹介しているのはテスト週間突入前に読んだ本たちです。
(さすがに今は禁読書中)
めでたく読書解禁となる時を夢見て
あと4日、なんとかかんとか頑張ります(^-^)/







1冊目・・・東野圭吾 作 『ガリレオの苦悩』
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待ちに待った東野作品、やっと図書館の予約の順番が回ってきました。
(いったいどのくらい待ったんだ・・・)
ところが、ところが。。。
読み始めてみたら
『こ、この話知ってる!?』
あわてて次の話を読んでみても
『やっぱり知ってる・・・(涙)』
短編とは言え、推理小説なので
犯人がわかってしまっては楽しみようがありません。
初めて読むはずの本なのに何でワタシ、犯人を知ってるのだ?!
・・・と考えるまもなく答えはすぐ見つかりました。
TVです、TV!
あの超人気ドラマでもうすでに映像化されていたお話だったのです(涙)
そんなわけで5つのお話のうち2つは残念だったのだけれど
残る3つはとても楽しめました。
相変わらず脳内で福山雅治に自動変換されてしまう湯川助教でしたが
その明晰な頭脳と推理力はやはり魅力的です♪






2冊目・・・重松 清 作 『とんび』
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妻を亡くし、男手一つで息子を育てた不器用で実直な父親と
そんな父親の愛情を一身に受け育った息子との親子の物語です。
待ちに待った息子の誕生に狂喜乱舞する父の姿から始まって
ただただ息子の幸せだけを願って過ごしてきた父の人生が
とても丁寧に描かれています。
それだけに、息子の反抗期、大学入学のための一人暮らし、
故郷に戻らないことを意味する東京での就職・・・と
息子が成長すればするだけ、
それを誇りに思いながらも孤独になっていく父親の姿が胸に沁みました。
重松さんて、ホントこういう小説うまいんですよね。
こういう話だろうなってわかって読んで、実際その通りになるんだけど
『ここは泣くのだ!』とあたかも指定されたようなベタな場所で
その通りダーッと涙が出てくるくやしさよ(笑)
まんまと重松さんの思うツボでした。



3冊目・・・朱川 湊人 『本日、サービスデー』
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人には誰にも一日だけ、神様がくれた『サービスデー』なるものがあるらしい。
何でも願いがかない、自分の思い通りの一日がおくれるその日。
本来ならば、自分のサービスデーがいつなのか
神様の極秘情報になっているのだけれど
この物語の主人公(サラリーマン・43歳・妻子アリ・リストラ要員)の場合は
いたずらな悪魔の仕業で、今日が自分のサービスデーだということを
知ってしまうのです。
さあ、大変!
もし何でも自分の思い通りになる一日が手に入ったら、何をしましょうか?!
そんな想像にも浸りながら、楽しく読めるお話でした。
他にも4編、生きて行くことにエールを送る、
そんな短い小説が収められています。





4冊目・・・帚木 蓬生 作 『風花病棟』
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作者の帚木さん(ははきぎ さんと読みます)は
現役の精神科医。
いずれも医師を主人公にした10個の短編は
医師である彼だからこそ書けたであろう、
医者の本音や患者への思いが込められた作品でした。
患者の立場からみれば、
医師には病気を診るだけでなく、患者の気持ちに寄り添ってほしいという
ごく当たり前の思い。
その思いに応えようとすればするだけ
人の生死に日常的に立ち会わねばならない医師は
心の中に辛い思い出を溜め込んでいるんだなぁと
初めて気付かされました。
作者の医師という職業に対する真摯な思いが伝わってきて
胸がいっぱいになる短編集でした。




5冊目・・・山本 甲士 作 『ひろいもの』
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今回のイチオシです。
読んだあと、爽やかな気分になれて
しかも元気が沸いてくる!
そんな素敵な短編集でした。

バッグ・サングラス・警察手帳・ハンドグリップ・腕時計と
それぞれに拾い物をする5つの話の主人公たち。
あと一歩の勇気が出せずにいた彼らは
その拾い物の不思議なパワーに背中を押され
その一歩を踏み出して行きます。

『思いが込められた道具は、ときに人を導く』・・・・
そんなことって、きっとあるんだろうなと思えてくる
ちょっといいお話でした。
かなりおススメです♪






6冊目・・・藤堂 志津子 作 『パーフェクト・リタイヤ』
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その昔、華やかな男女の恋愛物語を次々と生み出していた藤堂さん。
その頃の小説を共感しながら読めたことは残念ながらほとんどなかったけれど
40後半から60代の女性を主人公に、恋愛卒業後もしくは
卒業中の人生を書いたこの小説は
少し先を歩く頼もしい先輩たちの物語として、
興味深く読めました。
悪い意味でなく、人生をあきらめた(見通しがついた?)後の
ちょっと油断すれば退屈でしかたなくなってしまう日常というのは
過去の恋愛経験の有り無しなんてものには関係なく
どうやら誰にでも訪れてくるものらしいです。
華やかな人生のポジションからからリタイヤした(しつつある)女性が主人公の5つの短編ですが、
その中で『パーフェクト・リタイヤ』と銘打った作品だけが
逆にリタイヤしない人生を選んだ女性を描いていて面白かったです。









7冊目・・・三崎 亜紀 作 『廃墟建築士』
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いつもあっと驚く発想で読者を楽しませてくれる三崎さん。
今回の小説もすごいです。
たとえば、マンションやビルの7階で事件が事故が多発したからといって、
すべての建物の7階を撤去してしまおうとするお話。
『ありえない!』『意味ないじゃん』と思いながら読んでいるうちに気付く。
これって『怪我をする子がいるから公園のブランコを撤去します』ってのと同じじゃないか?・・・と。
廃墟を作ることに生涯をかける『廃墟建築士』
中身がないことを知りながら蔵を守り続ける『蔵守』
シュールな作り話・・・と思って読んでいると
いつの日にかそんなことが現実に起こるような気がしてくる
不思議なリアリティを感じる物語でした。
by nyanko4116 | 2009-07-29 01:32 | 読書日記

今日も笑顔で♪


by にゃんこ
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