映画日記 NO.10

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朝の寒さが作り出す 犬部屋の相似形







あんなにデロ~ンとお腹を出して寝ていたチワワたち。
最近はコンパクトなアルマジロ型へと変化を遂げています。
寒い日はさらに巻き加減がきつくなるという特徴もアリ(笑)


では、映画日記です♪



1作目・・・『沈まぬ太陽』
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山崎豊子のベストセラー長編小説を映画化、
骨太で見応えある映画に仕上がっていました。
何しろ原作がとても長い小説なので、
それを上手くまとめたとは言っても3時間20分を超える長い上映時間。
間に休憩時間が入る映画を見たのは
『シンドラーのリスト』以来二度目でした。

国民航空に勤務する主人公恩地(渡辺謙)は
労働組合の委員長として会社に職場環境の改善を訴えたことから
報復人事として
日本から遠く離れた僻地ばかりの任務を命ぜられ続けます。
そしてやっと日本に戻った恩地を待っていたのは
会社の経営体質が招いたとしか思えない
ジャンボの御巣鷹山墜落でした。

何十年にもわたる物語を、こ映画では
墜落事故をメインに展開しています。
会社に少しでも逆らう輩は僻地へ飛ばし
政・官・財の癒着と私利私欲ばかりが跋扈する
国民航空の腐った体質が
墜落事故を招いたのだということ。
そのことを見ている私たちに気づかせることで
この航空会社が犯した罪の大きさが
改めて怒りとともに伝わってくるのです。

折りしも日航の経営再建が注目されているこのタイミングで公開されたのは、
偶然とは言え、苦笑いするしかありません。
私くらいの年齢であれば、すぐに『これは誰だ』と気づくことができる
悪役の政治家や実在の人物達。
様々な圧力がかかっただあろうに
よく映画化できたものだと感心させられます。
この映画を見た人はきっと
日航の経営再建に一円たりとも自分達の税金が使われることに耐えられないでしょう(笑)
清濁合わせ持っていなければ、
政治家なんてやってられないのかもしれないけれど
せめて正義を貫いて生きる人が
最後は勝てるような国であってほしいと心から思いました。

見応えがあるいい映画です、
働くお父さん達にぜひおすすめです。






2作目・・・『風が強く吹いている』
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爽やかです。青春です。
汗と涙と感動です!!
陸上未経験者がほとんどの10人の大学生が
箱根駅伝を目指す物語。
三浦しをんさんの原作を読んで抱いていたイメージが
そのまんま映像化されて目の前に映し出されていました。

3万人のエキストラを使い1区から10区までのすべての区間が
忠実に再現された箱根駅伝のシーンは、
もうお見事!としかいいようのないくらいの素晴らしさ。
そして何よりも驚いたのが主人公の林遺都君の走りでした。
引き締まった肉体といい、もう天才長距離ランナーにしか見えません。
役者さんて本当にすごいですねぇ。

ただ人が懸命に走る姿だけでも充分美しいのに
そこに、『待っている仲間にタスキをつなげる』という思いがプラスされる駅伝は
見ているこちらの胸をグラグラと揺さぶります。
10人の選手がそれぞれ伝えたい思いを胸に走る姿は
本当に輝いていました。
劇場の大スクリーンでぜひどうぞ♪





3作目・・・『大洗にも星はふるなり』
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茨城県、大洗海岸。
ここにある海の家『江ノ島』で、ともにひと夏バイトをした男達。
その男達5人がクリスマスイブの夜、
バイト仲間のマドンナだった『えりこ』に手紙で呼び出されます。
集まってきた男達は皆、自分がえりこの彼氏であると主張し、
えりこが愛しているのは自分であると言い争いを始めます。

『この映画笑えるよ~』とすすめられて見たのですが
『アハハ・・・』と笑うようなタイプではなく
『へっ!』とか『フンっ!』とか鼻で笑ってしまう感じの
超ナンセンスコメディでした。
山田孝之君演じる妄想男の、あまりの暴走具合に吹き出したり
佐藤二郎演じるマスターのねちっこいしゃべり方に『キモッ!!』と思わず声を出してしまったり。
面白かったかと聞かれれば面白かった・・・のだろうか?

まぁ、笑いのツボは人それぞれ
笑えたかどうかはいいとしても、
なんとか途中までギリギリ『面白い映画』の範疇に踏みとどまっていたこの映画、
最後近くになって、キーマンとして登場した最近売り出し中の若手イケメン系俳優(あえて匿名)
が登場したとたん、ひっくり返ってしまいました。
ええ・・・あまりにも演技がド下手で(涙)
セリフは棒読み、演技は棒立ち。
一気に舞台は学芸会へ。。。。
色々事情があったのでしょうが、もうちょっと演技のウマイ人を出してほしかったなぁ。
大事な役なんだから。

(同じようなボーイズトーク系の密室劇なら『キサラギ』の方が面白いです)






4作目・・・『チェンジリング』(DVDで鑑賞)
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クリント・イーストウッドが監督を務めたこの映画、
見終わってあまりの満足感にしばし放心してしまいました。
ものすごくいい映画です。
ただ悲しいだけでも残酷なだけでもない
もっともっと心の深いところに圧倒的な力でグイッと迫ってくるような感じ。
久しぶりに、出会えたことに幸福感さえ感じる映画でした。

物語は1928年のロサンゼルス。
シングルマザーのコリンズ(アンジェリーナ・ジョリー)が職場から帰宅すると
9歳の息子がいなくなっていました。
警察の捜査の結果、5ヵ月後に発見され連れてこられたのは
全く別の子ども。
親だったら自分の子どもを見間違うはずなどないのに
警察は
『5ヶ月の間に変わった』
『背が7センチ低くなったのはのはストレスのせい』などと言い
息子ではないと主張するコリンズの方がおかしいと主張。
とうとうコリンズは精神病院に強制入院までさせられてしまいます。
そこには警察組織の考えられないような内部事情が絡んでいるのですが
何より怖いのはこれが実話であったということ。
子どもを取り戻そうとするアンジェリーナ・ジョリーの迫真演技にも
圧倒されます。

まだご覧になっていない方はぜひDVDで!
おすすめです。







5作目・・・・『花より男子ファイナル』(DVDで鑑賞)
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その昔、ウッキー&ぴよちゃんが面白そうに見ていたTVを何気なく見ていたら
面白くってとうとう最終回まで一緒に見てしまった『花より男子』のドラマ。
その映画版もきっと面白いに違いない!・・・と期待に胸膨らませ鑑賞。

アイドル映画なんだから、マツジュンや小栗君がかっこよくて
真央ちゃんも可愛くて、ドキドキするようなシーンがあればきっとそれでOK。
なのにワタシはそこにプラスアルファを期待して見てしまうという
大失敗を犯してしまったのでした。
(あんまり面白くなくて、途中から『早く終わんないかしら・・・』とか思ってしまったわ)
この映画を純粋に楽しむには
ワタクシ、少~しばかりひねくれすぎてしまっていたようです。
残念。






6作目・・・『バーバー吉野』(DVDで鑑賞)
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『かもめ食堂』の荻上直子監督の初監督作品です。
のんびりとしたとある田舎町
そこに住む男の子は全員『吉野刈り』と呼ばれる
マッシュルームカットをしています。
まあ、設定らしい設定はそれだけなんですが(笑)
出てくる男の子男の子が全部マッシュルームカットということで、
なんとも言えない妙なおかしさが映画全体に漂っているのです。

町の中では当たり前だった吉野刈りが
一人の東京から越してきた茶髪の男の子の影響で
『もしかしたら、この髪型はかっこ悪いのではないか?』という疑問が
男の子達のあいだにジワジワと広がり
ちょっとした事件が起こります。

吉野刈りの素晴らしさを信じて疑わない床屋のおばちゃん(もたいまさこ)
の存在感とホノボノとした田舎町の風景に魅せられ
面白くストーリーを楽しめました。
平凡な日常を、ゆったりと切り取る『かもめ』のルーツは
このあたりにあるのかもしれません。
Commented by みも at 2009-11-17 15:35 x
ちょっとご無沙汰~^^;;
カビゴンパパさんの風邪、ひどくならずに治ってよかったですね!

今日は朝から冷たい雨が降ってワンコ達も丸まって寝てます(笑)

『チェンジリング』・・・私もDVDで鑑賞しましたよ(^^)v
まさに見応えのある映画でした!
久々にいい映画を観たなって感じです!!
実話だとしてもありえないくらいすさまじいですよね。
同じ母親だからなのでしょうか、見終わった後しばしぼーっとしてしまいました。。。
Commented by nyanko4116 at 2009-11-17 17:25
>みもさま
家族みんなが体調を崩す中、
私とワンコだけはいつにも増して元気で過ごしておりました(笑)
今はおかげさまでみな回復し、元気ですm(_ _)m

今日は寒いですねぇ。
我が家もワンコたちキッチリ丸まって寝ていました。

『チェンジリング』すごい映画ですね。
悪者はあくまで憎憎しく、
犯罪者はどこまでも気味悪く・・・
特にあの身代わりに現れた子どもの
ふてぶてしい感じがはまっていましたね。
脚本良し、役者良し、音楽も映像も良し、
ちょっと怖いシーンもあったけど
◎の映画でした(*^-^*)♪
Commented by とらかぁちゃん at 2009-11-17 22:54 x
お寒ぅございます。

カビゴン様はお元気になられたようでよかったです。
うちのとぉちゃんもあんまり風邪をひかない人で
「風邪なんかひく奴はたるんでるからだ」と言い放ちます。
意地でも風邪はひけないようですね。
風邪をひくときは多分死ぬ時でしょう(爆)

『チェンジリング』
観たかったのにすっかり忘れてました。。。
思い出させてくれてありがとー♪
暇ができたら必ず観てみますね~!
Commented at 2009-11-18 08:04 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by rioryu at 2009-11-18 08:07 x
【ねたバレ有りだったので映画のコメントは鍵コメでスミマセン!】

おはようございます^^
にゃんこさんのお宅は皆さん元気になられたようで安心しました^^
一人でも家人が病気になると
普通に家の中が機能しなくなるというか
なんか違いますからね^^
良かったよかった!

そして、ワンズのアルマジロ具合、たまらなく可愛いです♪
同じ形で丸まってるなんて
本当にいとおしい寝姿です~~~☆☆☆
Commented by nyanko4116 at 2009-11-18 20:48
>とらかぁちゃんさま
まあ!
そちらにも昭和の頑固おやじが一人(笑)
家もまったく同じセリフを言ってます。
『風邪なんかひくのはブッたるんでいるからだ!』って。

変な意地張ってないで、
さっさと医者行って薬飲んで寝たほうが
早く治るのに。。。

『チェンジリング』
だいたいのストーリーは知っていたのですが
実際に見てみたら、そんな単純な話ではなく
嫌悪感とか恐怖心とか色んなものが
引っ張り出される映画でした。
ぜひ見てみて下さい。
Commented by nyanko4116 at 2009-11-18 20:56
>rioryuさま
今日は陽射しがあって少し暖かかったので
アルマジロは出現せず、
ふつうに二匹揃って行き倒れていました(笑)

そう!
『チェンジリング』のあの最後の字幕・・・
あれはたまらなかったです。
切なくなったり、怒りを感じたり
グラグラと心揺さぶられる作品でした。

恐怖を感じる悪と、怒りを感じる悪。
希望の残っている悲しみと、絶望しかない悲しみ。
人間の色んな感情を思い出させる作品でしたよね。
アンジェリーナ・ジョリーの
真っ赤な滲んだ口紅が今も瞼に残っています。
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by nyanko4116 | 2009-11-16 18:01 | 映画日記 | Comments(7)

今日も笑顔で♪


by にゃんこ
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