読書日記No.93

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やってしまったのだった。。。





お鍋の中の茹でたジャガイモを粉ふきいもにしようと
両手鍋を火にかけながら揺すっていたら
両方のミトンの先にボ~って火がついて!!!

『わぁ~~~~!!』
って、両手がダチョウ倶楽部になったまま一瞬固まってしまいました。
すぐに水を張ったボウル(ちょうどそこにあった)に突っ込んで消火。
あぁ・・・びっくりした。
『ぴよちゃんが母の日にプレゼントしてくれたミトン、ダメになっちゃいました』
と申告したら、
『そういう問題じゃないでしょ!』と怒られました。
ハイ。反省してます。
気をつけなくっちゃね。





では、火の用心に気をつけつつ本日の読書日記です。




1冊目・・・川上 弘美 作 『これでよろしくて?』
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38歳子どもなし専業主婦の菜月。
自分でも平々凡々と日々を送っていると思っていたある日。
買い物途中で元カレの母に声をかけられ
『これでよろしくて?同好会』(爆)という正体不明の同好会に入会することに。

様々な年代の女性5,6人が集まるその会で
『機嫌のよすぎる男の是非について』
『義理の母一人暮らしの家に、夫と二人帰省しました。
お風呂に入る順番はどうしたらいいでしょう』
などというどうでもいいような議題を語り合ううち菜月は、
見ていたようで見ていなかったものや
見なくてはいけないのに見ないふりしていたもの、
日常の中で感じていたはずの色々なことに気づきはじめるのです。

たとえどんなに平凡に暮らしているように見える人だって
実は色々なことと日々戦っているし
戦わなくっちゃいけないんですよね。
ささいなことからでも逃げてばかりじゃいけないんだと
ファイトをもらえる一冊でした。







2冊目・・・佐藤 正午 作 『身の上話』
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一人の男が、
自分の妻の身の上話を語りだす形で物語は始まります。

地味な本屋の店員だったはずの妻が
23歳のとき、不倫相手と駆け落ちし上京してからの人生が
訥々と語られていくのですが
いくら待っても肝心の夫本人が登場してきません。

終盤、この夫が何のために誰に向かってこの話をしているかがわかったとき
大きな衝撃が広がります。
淡々とした文章のようで、
読み出したら止まらなくなる小説でした。
おすすめ♪






3冊目・・・『ミシェルオバマ~愛が生んだ奇跡』
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アメリカに黒人大統領が誕生した。
TVでニュースを見ては『素晴らしい!』と拍手を送っていたけれど
どうやら『素晴らしい』では済まされない、
アメリカにとってはまさに奇跡的な出来事だったらしい。

この本はオバマ大統領夫人であるミシェル・オバマについて書いてあるのだけれど
イコールそれは、奴隷の歴史であり
人種差別の物語でもあるのです。
アメリカが自由と平等の国だなどと単純に信じていたわけではないけれど
この国の人種差別の根深さを改めて認識しました。

白人の母親を持つバラク・オバマとは違い
純粋なアフリカ系・アメリカ人で祖先が奴隷だった彼女。
入学した名門プリンストン大学では、彼女と寮で同室になった女子学生の母親が
『家の娘が黒人と同室になるなんて!』と激怒し
早々に引っ越して行ってしまったそうです。

TVで見る彼女はとても凛としたそれでいて優しさを感じさせる
素敵な女性です。
彼女がホワイトハウスの住人となるまでの懸命の努力と
愛情がいっぱいのオバマ家の話、
是非読んでみてください。




4冊目・・・嶋田 真理子 著 『きれいは楽しい!』
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超売れっ子メイクアップ・アーティスト嶋田ちあきさんの奥様で
ビューティーアドバイザーの嶋田真理子さん。
真理子さん・・・確か私より3歳ぐらい年上なんですよね。。。
始めて某雑誌で彼女を見たとき驚いたのなんのって!
『ホントに?ホントに40過ぎてんのかー!!?』って、
ちょっとしたカルチャーショックでしたもの。
髪型とか服装とか、頑張って若く見せようとしている人は
『えらいなぁー。すごいなー。』と普通に思うけれど、
彼女は『若く見える』のではなくて、シンプルにただ『若い』んですよね。
服装も髪型も体型も、無理がなくて頑張ってる感が皆無。
おどろきです。
そんな彼女が、この本では毎日の暮らしの中で実践しているきれいの作り方を
伝授してくれています。
内容は食に関しての記事が多く、乾物を使ったヘルシーなレシピが色々のっていました。

『中身は歳相応に落ち着いているけれど、見た目は年齢不詳』が彼女の理想なんだとか。
いいなぁ、それ。
私もヒジキや切干や大豆をいっぱい食べてがんばろっと。
(すでに手遅れか( ̄□ ̄;)!!?)






5冊目・・・奥田 英朗 『オリンピックの身代金』
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昭和の高度成長期、オリンピックの開催が決まり
沸き立つ東京を舞台にしたかなり骨太の小説です。
私が認識していたこの時代といえば
『三丁目の夕日』の古き良き昭和の世界。
東京タワーが建ち、高速道路が走り、
人々の暮らしは日に日に豊かになっていく明るい時代だと思っていました。
そのイメージがガラガラと崩れ去ることになるとは。。。

東京オリンピックのために建てられた競技場、高速道路、新幹線。
その建設を実際に支えたのは地方からの出稼ぎ労働者たち。
けれど労災などと言う観念もなく人間扱いされない環境の中で
必死に働く彼らは、自分達が造りだした東京の繁栄からも富からも
一番遠いところにある存在でした。
富と祝福を独り占めした東京と、一生を働くためだけに生きている貧しい地方の農村と、
そこに描き出される不公平は格差社会などという簡単な言葉で片付くものではありません。

秋田出身で東大大学院の学生である主人公は
東京オリンピックこそがその不平等の象徴であると思い、
東京オリンピックを人質に身代金を要求します。
開会式に爆弾を仕掛けようとする主人公を応援してしまう気持ちになってしまったのは
きっと私だけではないはず。
昭和39年、私はまだ生まれていなかったけれど
カビゴンパパはもう小学生になっていて東京オリンピックをTVで見ていたんだそうな。
それくらい近い過去でしかないはずの東京オリンピックの時代が
実はまだたっぷりと戦後の歪を残した時代であったことに、
改めて驚きを覚えたのでした。
傑作です。おすすめ!






6冊目・・・橋本 治 作 『巡礼』
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住宅街に現れたゴミ屋敷。
そのゴミ屋敷に一人暮らす男が主人公のお話です。
ゴミ屋敷の出現によって迷惑を受ける近所の人の話と
このゴミ屋敷の住人がこのような暮らしにたどり着くまでの半生の話は
つまらないわけではないのだけれど
『へぇ~・・・そうなんだぁ』程度の感想しか抱きませんでした。
ところがラスト数ページで、ゴミをすべて片付けた男が弟とともに
四国巡礼の旅に出たとたん
物語はまったく別の顔を見せます。
そこまでの長い物語は、すべてラスト数ページのために書かれたものだったこと
そしてこの男が本当に手に入れたくて集めたかったのは
ゴミなどではなく人との絆であったのだという真実が
土壇場になって一気に押し寄せてくるのです。
人間と人間がかかわりあって生きると言う当たり前のことさえも
難しくなってしまった世の中が
ちょっと不気味に感じられる一冊でした。
Commented by rioryu at 2009-12-17 07:02 x
ボヤ?!大きな火事にならなくて良かったです!!!
ぴよちゃんからのプレゼントは悲しいことなってしまいましたが、
にゃんこさんの手や顔にやけどしなくて本当に良かったです!

読書日記ですが・・・私は2冊目の『身の上話』が気になります^^
オモシロそう!
終盤の衝撃を私も味わいたいです(笑)^^

全然関係ないのですが・・・文章読んでいて気づいたのですけども
にゃんこさんとカビゴンパパさんはお年が離れてらっしゃるのですね!どれくらい違うのかなぁと思いまして^^
やっぱり年の離れた奥様だと可愛い可愛いなんだろうなぁって
想像しました(笑)
Commented by nyanko4116 at 2009-12-17 18:57
>rioryuさま
ミトンを焦がしたことは何度かあったんですけど
火がついたのは初めてだったのでビックリでした。
ホント、今考えるとヤケドしなくてよかったです(汗)

『身の上話』、読み出したら先が知りたくてしょうがなくなって
一気にノンストップで読んでしまいました。
面白いとおもいますよ♪

カビゴンパパとはちょうど10歳離れているんですけどね、
大して可愛くないようです。
結婚しちゃえば多分歳の差なんてたぶん関係なく
あるのは純粋に男女の力関係のみかと(笑)
えぇ、もちろん
私一人でいばってますわよ♪
Commented by カビゴンパパ at 2009-12-20 05:28 x
rioryuさま 仰るとおりです。
唯ニャンコさんの場合は単に若いだけでなくトータルでプリティなのです。
でも力関係は本人のコメントどおり圧倒的な差があるのは厳然たる事実です。
Commented by みも at 2009-12-20 12:03 x
こんにちは^^

ミトン・・・私もよくありますぅ^^;;
でも、ホントにゃんこさん火傷しなくて良かったです。

読書・・・あぁぁぁ 最近遠のいてしまってます。
時間があったら本屋さんでも覗いてみようかななんて思いつつ。。。
その前にメガネ(笑) 近視じゃなくて・・・(爆)
Commented by nyanko4116 at 2009-12-20 15:47
>カビゴンパパさま
自分でいばってるとか言う分にはいいんだけど、
アータに圧倒的な差とか言われると、
とってもムカつくのは
なぜなんしょ( ̄▽ ̄*)b?
Commented by nyanko4116 at 2009-12-20 16:26
>みもさま
気がつくと焦げてますよね・・・ミトンって。
(まさか火がつくとは思っていませんでしたが(☆_☆))

私の周りにもメガネ(近視用じゃないやつ(笑)))を作ったら
また本が読めるようになったという友人がいました。
『だんだん集中力が持たなくなってきたり、
読書する気力がでなくなってくるのよ~』
という話しを聞いたりするにつけ
『今のうちにいっぱい読んでおかなくちゃ!!』
と思ったりもしています。
Commented by rioryu at 2009-12-21 07:45
カビゴンパパ様
 
『トータルでプリティ』なんてやっぱり可愛くて可愛くてなんです♪
いいですね~☆
何をしてても許せちゃうんでしょうね~^^

うちは私より2つ年下なので、可愛がってもらうって感じは皆無(笑)羨ましいであります! 
 
Commented by nyanko4116 at 2009-12-22 21:56
>rioryuさま
カビゴン連日連夜の忘年会で飲んだくれているため、
私が替わりに御返信を♪

年が離れててよかったなぁ~と思ったことって
この二十年なかったかも(笑)
給食で脱脂粉乳が出たとか
力道山がどうこうとか
驚かされることはしょっちゅうですが。
Commented by カビゴンパパ at 2009-12-23 12:18 x
rioryuさま、皆様
ニャンコさんはいつになく照れているようですので気にしないで下さい。
●確かに小生は東京五輪を生で「男子100mのヘイズ」も
「マラソンのアベベ」も見ておりまかず・・・
Commented by nyanko4116 at 2009-12-24 11:46
>カビゴンパパさま
照れてねーし。
( -_-)_┳※======Σ(/ロ;)/
Commented by カビゴンパパ at 2009-12-24 19:59 x
 はい、はい。 それじゃ、照れていないということで。
今夜はイブなので楽しくお話しましょう!!
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by nyanko4116 | 2009-12-15 23:02 | 読書日記 | Comments(11)

今日も笑顔で♪


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