読書日記No.102

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今日、朝イチで届いた
ぴよ&ウッキーからのびっくり仰天プレゼント。








iPod nano の裏面には
『大きく育ちました ぴよ&ウッキー』 の刻印が。

こんなとき
素直に『わぁ~ありがとう!』 とか喜ぶ前に
つい 『ふ~ん。。。最近のiPod は、ずいぶんちっちゃいのねぇ~!』 とか
『ほんと、身体だけはでかくなって!』 とか言っちゃうアタシ(*T▽T*)
最終目標である 可愛がられる ばーさんへの道は、相当険しい。。。


さっそく新しいiPod を耳に
本日の読書日記です♪




1作目・・・大沼 紀子 作 『ばら色タイムカプセル』
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あまりにも軽快なテンポで物語が進んでいくため、
ついうっかりと忘れてしまいそうになるのでした。
主人公の女の子は13歳にして、ストレスで髪が真白であること。
そして彼女は物語の冒頭で崖から飛び降り自殺を図ったのだということを。

主人公が飛び降り自殺に失敗し助けられた後、
住み込みで働くようになった老人ホームでの日々を中心に話は進んで行きます。
そこには、穏やかに歳を重ねたように見える人、
歳と共にだんだんわがままになっているんじゃないかと思われる人
様々なおばあちゃんたちがいるのだけれど、
どうすることもできないような悲しいことをたくさん抱えていながらも
人生の最後くらいは 誰に遠慮することなく、
自分らしく人生を全うしようとする姿は本当に素敵です。

自分の思い描いた通りに人生を送ることなんて誰にもできないけれど、
今自分に与えられている環境の中で
精一杯楽しく生きていきたいと
本を読み終わって強く思うのでした。
おすすめです♪








2作目・・・道尾 秀介 作 『光媒の花』
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今までの、面白くてどんどん先を読まずにはいられなかった道尾作品とは違い
しっかりと重くて、暗い本の中から 一筋の光が洩れて来るような小説でした。
殺人、貧困、性的虐待、病気。。。と
短編のテーマはどれも重苦しいものばかり。
なんとも言えない気持ちで読み進んでいた物語でしたが
後半になるにつれ少しずつ救いと希望が見えてくるのです。
『もうダメだ』と思ったその先にも、
ちゃんと生きて行ける世界があったことに
安心して本を読み終えることができました。
傑作です。










3作目・・・蛇蔵&海野凪子 著 『日本人の知らない日本語』
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日本語学校の教師と、海外からの留学生たちが交わす
丁々発止の問答集です。

授業中、座ったままで答える生徒に
『立って言って下さい』と指示したところ
座ったまま『た!』 と元気に答える生徒。

日本語を学問として学ぶ生徒たちからは
『冷めると冷えるの違いは?』
『「さしつかえなければ」と「恐れ入りますが」はどう使い分けるのか?』 と、
教師が冷や汗をかいてしまうような質問が飛んできます。
本当に・・・日本人だって知らないです(笑)

言葉を学ぶということは
ただ読み書きができるだけでなく
その国の文化も知ろうとすることなんだなぁと
懸命に日本語と戦う留学生たちの話を読みながら
頭が下がる思いがしたのでした。









4作目・・・林真理子作 『下流の宴』
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林真理子氏、久々の傑作ではないでしょうか。
バブルの時代を書かせたら日本一の作家(だと私は思う)の林さん、
『不機嫌な果実』ではバブルの時代を象徴するような
なんでもかんでも手に入れようとする女性の結婚生活をリアルに描き
大ヒットを飛ばしましたが
これはその続編とでもいうべき物語です。

若さを武器に、より贅沢をすること
なるべく高収入の夫と結婚し
人からうらやまれるような生活を手に入れることに心血を注いできたバブル世代も
40も半ばを過ぎ、そろそろ子どもが成人する頃。

ところがその子どもときたら
『毎日ゲームができて、ふつうにご飯が食べられればいい』 と
お金にも、出世にも、いい暮らしにも無関心。
漫画喫茶でアルバイトをするニートな暮らしをしているのです。

このままでは自分の家が『下流』の仲間入りをしてしまうではないか!・・・と
母親は大慌て。
『アパートに住み、安っぽい服を着たその辺の女の子と同棲し、ちゃんと就職もしないような』
”あっちの世界”の住人に自分の息子がなってしまうなんて!!。。。
この母親の発言も行動も大真面目なんだけど
おかしくて何度もプッと噴き出して笑ってしまいました。
『あたしは地方だけど国立大学を出て、主人だって早稲田の理工を出て、
しかも私は医者の娘で・・・』と、必死でこっちの人間であることを訴える母。
バカだな~と思うのだけれど、
この母親の気持ち、手にとるようにわかっちゃうんですよね。。。(笑)

バブル世代には全く理解できない、
お金儲けにも、出世にも無関心で無欲な若者が今増えているんだとか。
だんだん今までの価値観は通用しない世の中になっていくのかもしれませんね。
(それはそれで楽しみだけど♪)









5作目・・・中島 京子 作 『小さいおうち』
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まるで童話のような可愛らしい表紙の絵に
ワクワクしながらページをめくり始めました。

物語は昭和の初め、
東京近郊の中流家庭に住み込みで働いていた ひとりの女中さんによって語られていきます。
赤い三角屋根の可愛らしい洋館には
まだ若くて美しい奥様と可愛らしい坊ちゃん、
お歳は少々召しているけれども、穏やかで優しいご主人が住んでいました。
幸せいっぱいな家族に次第に訪れる戦争の足音と
家庭内に差したちょっとした影。。。
可愛らしい物語だと気を許していると、思わぬところで不意打ちをくらいます。

でも女中さんの語る戦前戦中の物語からは
たとえ戦争と言う暗い時代であっても
人々は意外と明るく活き活きと生活していた様子が伝わってきて
読んでいて楽しく感じさえするのです。
戦争の真っ最中だって(空襲があったりしたら別だけれど)
きっと当時の主婦の日々の関心は、
大日本帝国の行く末よりも、節約料理や裁縫の出来栄えにあったはずだもの。

しみじみと楽しみながら女中さんの語る半生を最後まで読むと
思いがけず『最終章』というのがあらわれます。
この最終章が本当に素晴らしい。
決して女中さんの口からは語られることのなかった事実が
女中さん亡きあと、甥っ子の手によって姿を見せるとき
物語の持つ色合いが、一段も二段も深まるのです。
直木賞受賞も納得の一冊でした♪










6作目・・・朝倉 かすみ 作 『感応連鎖』
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正直言ってワタシは、
強く心で願っていることはいつか叶うはずだと
いまだに心のどこかで信じているような
甘っちょろい人間なのですが、
この物語には、強く願っていることを実現してしまう力を持つ女子高生が登場します。
彼女の力は、母の期待する『理想の少女』になれない自分をどんどん肥満体にさせ
友人の鼻に巨大なニキビを作ってみせ、願った通りに恋までさせてしまうのです。

他にも、他人が心の中で思っている悪意をわざわざ口に出してしまう能力のある少女、
自意識が過剰で他人から見た自分しか心の中にいない、中身が空っぽの少女などが登場します。
人は誰かと一緒にいれば、必ずその人の影響をどこかに受けているはず。
気がついたら相手が思うようにどんどん自分が変わっていってしまうなんて怖いことも
あるのではないかと思うのでした。
面白かったですよ♪
Commented by にゃんこさん。。 at 2010-11-23 23:00 x
え~~!子供さんたちからこんな豪華なプレゼント
もらえるなんて
なんと幸せなママなんだ~!
私なんて、もうとっくに子育て終了してるはずなのに
いまだ迷惑ばっかりかけられて
こんな豪華なプレゼントをもらうことなど
ないよぅ~(泣)
ぴよちゃん、ウッキーくん、あなたたちはエライ!
それから、にゃんこさんの照れ隠しのセリフ(笑)
これってわかる!
私もついこういうセリフを吐いちゃうんだよ
可愛がられるばーさん、私も道険しだわ(笑)

読書日記
「光媒の花」 これは連鎖小説?短編集?
私も気になってたのー。やっぱりリクエストしてくるわ!
「下流の宴」 読みました♪
おもしろかった~!
こっち側の人間だとか、あっち側の人間だとか、
人はそういうふうに位置づけしながら
安心したり焦ったりして生きて行くのかな・・・
などと考えさせられたりね。
毎日の買い物にカシミアのカーデを羽織って行くことが
選ばれた女・・
同じようなセリフを言う友達がいたことを
思い出したわ(笑)
「ちいさいおうち」 今、リクエスト待ちです。
楽しみだよ~~♪
Commented by rioryu at 2010-11-25 07:53 x
素敵ですね^^
子育ての一区切りに、子供達からの感謝の気持ちに添えてプレゼントなんて☆
きっと、そんな思いやりの心をにゃんこさんが育ててこられたのでしょうね^^

姉弟二人で『何にする?どこで買う?』なんて相談してたんだろうなぁと思うとなんだか可愛いなぁと思いました。

私もあと10年・・・^^;頑張ります(笑)
Commented by nyanko4116 at 2010-11-25 10:39
>のんのんママさま
『ったく!!あんたたちときたら。。。』
と、文句をいうことになれてはいても
子どもたちへ感謝の言葉など言った記憶もないので
非常に調子が狂ってしまうのでした\(;゚∇゚)/
迷惑かけられて、ブーブー文句言っているくらいで
私はちょうどいいようです(笑)

『光媒の花』はゆる~い感じでつながった
連作短編集でした。
読んでいて『うぅっ。。。』となる
救いようのない話が続きますが
全部読み終わってみれば希望が見えてくるという
面白い本です。おすすめ♪

『下流の宴』面白かったよね!
離島出身の彼女が素敵♪
「毎日の買い物にカシミアのカーデ・・・』
それって、ユニクロ製でもOKかしら?(笑)
超高級な茶器で有名店の茶葉を使って「お紅茶」を入れても
知らない人にはただの『紅茶』にしかならないのよね(笑)
価値観にしばられる人たちをあざわらうかのごとく展開していくストーリーが
たまらなく痛快でしたわ♪
Commented by nyanko4116 at 2010-11-25 10:43
>rioryuさま
アップルストアで買うと刻印サービスをしてくれるのですが、
二人の名前の入ったipodは
ちょっと(ほんとはかなり)うれしかったです。
自分で買ったら、絶対にワンコの名前入れてますからね(笑)

あと10年ですか・・・本当にあっというまですよ!
可愛い坊ちゃんのフワフワほっぺ&魅惑のおでこ!(笑)
いっぱい楽しんじゃって下さい♪
Commented by kodemari4 at 2010-11-25 11:50
素敵ですね~♪

成人して親に感謝のプレゼントだなんて
なかなか出来ないことですよね。
しかも名前の刻印入りだなんて!
これはもう号泣モノですよ。
でも、にゃんこさんたら照れちゃったんだ~(笑)
照れててもきっと、本心はバレバレだったでしょうね。^^

iPod nano、ほんとに小さいですね。
いつでもどこでも好きな音楽が聞けて
最高のプレゼントですね。
Commented by のんのんママ at 2010-11-25 22:33 x
今見てびっくりしたわ!
私ったら、にゃんこさんのお名前を騙ってたではないかっ(爆)
何を考えてたのやら・・・(笑)
Commented by nyanko4116 at 2010-11-26 23:00
>kodemariさま
iPod nano、本当にちっちゃいです。
shuffleのように裏側がクリップなっていました。
そして液晶画面に直接 人差指でタッチしていると
今時の人になれたような気になれます(笑)

子育てを通じて自分も成長できました!
・・・なんて都合のいいことが、そう簡単に起こるわけもなく
相変わらずヘロヘロとした人間ですが
子どもはそれでもそれなりに成長してくれるようです^^
Commented by nyanko4116 at 2010-11-26 23:05
>のんのんママさま
あら?どちらのにゃんこさんかしら・・・?
と、一瞬思いましたが(笑)
コメントを読んですぐみっちょさんんの文章だとわかりましたよん♪

コメント欄のこの場所につい相手の名前を入れてしまった事情は分かります(笑)
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by nyanko4116 | 2010-11-21 23:52 | 読書日記 | Comments(8)

今日も笑顔で♪


by にゃんこ
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