読書日記No.107

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かごバッグ・サンダル・帽子
夏の三点セット、早くも準備完了!








梅雨に入ったばかりで、いささか気の早い話のような気もしますが
これが決まらないと、ゴールデン・ウィークあたりから
なんだかソワソワと落ち着かないのです(笑)

何しろ梅雨が明けてから
秋風が吹くまで
ほとんど毎日どこに行くにもこの3点セットで出かけて行くので
(裏を返せば、これで行けるような所しか行かないのだが・・・)
気にいった物が見つからなかったらどうしよう!・・・という
強迫観念はかなりのもの(笑)

夏の終わりにはボロボロになっているであろうサンダルは
美味しそうなオリーブ色のためか
さっそくななチンが試食していますが・・・
(絶対玄関に放置できないわ!)

今年はどうなることか予想もつかない節電の夏だけど
出番が来るまで、もうちょっとクローゼットの中で待機です。




ではでは、
雨が降って読書日和が続いていますが、本日の読書日記です♪





1冊目・・・池井戸 潤 『下町ロケット』
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今回の一押し!
久々の強力プッシュです。

読み始めて、いきなり始まるロケットの発射実験。
そして物語にのめり込む間もないくらい、
あっけなく実験は失敗してしまいます。

ここで、『ロケットの話なんてつまんな~い!』と放りだしてはいけません。
このたった数ページのプロローグが、読み進めるうちに
だんだんと大きな意味を持つようになるのです。

下町の小さな工場(実は世界トップレベルの技術力を持つ)の社長が主人公のこの物語は
なんでもかんでも効率化し、
少しでも多くの利益を得ることにばかり目が向けられている今の世の中で
仕事をするということ、物を作りだすということの素晴らしさを
存分に伝えてくれます。

もと三菱銀行の行員という肩書を持つ作者の描く
大銀行の行員のいやらしいこと、いやらしいこと(笑)
『銀行員て、こんな人ばっかなの?!』 と、
心配になるほどでした。

大企業による下請けイジメや
銀行のひどい仕打ちに耐えて、耐えて・・・
それでもやっぱり正義は勝つのです!!
耐えたぶんだけ、最後に胸がスカッとするような爽快感を味わえますよ。
小説の世界だって、やっぱり
コツコツ真面目に働く人、正直に生きている人が
幸せにならなくっちゃね。
おすすめです。







2冊目・・・石田 依良 作 『リバース』
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ネットで知り合った見知らぬ男女が、
何度もメールを交換するうちに意気投合し、恋愛に発展していく。。。
現実にもあるみたいですよね、そういうこと。

この物語の主人公たちも
そんな風に出会い、だんだんと惹かれあっていくのですが
ネット上では二人とも性別をごまかしていたために、
話はちょっと複雑に。。。

姿形が見えない相手に恋心を抱くというのが
私にはちょっと信じられないのだけれど、
外見に惑わされない分
純粋に気持ちのやり取りだけで相手をみられるという利点もあるらしい。

細かい心の機微まで全部メールで伝え切れるのかという疑問や
どんなにごまかそうとしたって
そこまで突っ込んだやり取りをしていたら
性別の詐称なんて簡単に見破られるだろうにという気もしますが、
ネットならリアルな世界では口にだせないことも言えたり
言葉ではうまく言えないことでも、
文章ならばきちんと表現できることもあるのは
こうしてブログを書いていても日々確かに感じています。

どちらか一方の世界に偏ってしまうと
いろいろ差し障りも生じて来るのでしょうが、
リアルな世界で得られないものをネットの世界に求めたり
ネットでは到底埋められないものをリアルな世界で得たりするならば
PC上を飛び交う言葉のやりとりが
生きてくことの大きな支えになることだってあるんだろうなと思うのでした。









3冊目・・・樋口 明雄 作 『ミッドナイト・ラン!』
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新聞の書評で高評価だったので読んでみました。
しかし、読み始めるやいなや漂い始める重苦しい空気・・・
それもそのはず、
主人公は集団自殺を図ろうとして集まった5人の男女。
それぞれ借金・病苦・アル中・無気力・うつ病という悩みを抱え
人生を終わらせることを選んだ人たちなのです。

ところがどっこい、この5人ひょんなことから
組のためなら手段を選ばないヤクザと、
そんなヤクザより数段残酷で恐ろしい警察(笑)の両方から追われる身となってしまうのです。

死にたがっていたはずの5人が
殺されるとなったとたん
必死で生き延びようとする姿がコミカル。

冴えないばっかりだった主人公たちが
生への執着を見せるにしたがって
輝きを増していく姿が素敵です。
世の中生きていればなんとかなる・・・ことばかりではないのでしょうが
やっぱり自ら命を絶ってしまうのはもったいないですからね。

ハラハラ・ドキドキのカーチェイス場面は
かなりスカッとしますよ♪








4冊目・・・原 宏一 作 『佳代のキッチン』
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昔、TVで
軽自動車をキャンピングカーに改造し
きままに全国を旅する 中年のご夫婦の話題を見たことがありました。
なんともうらやましくて、
カビゴンパパが定年退職したら、さっそく我が家も・・・なんて
真剣に考えていたことを
この本を読んでいるうちに思い出しました。
(カビゴンパパへ、今はそんなこと微塵も思ってないから)

主人公の佳代は、
キッチンワゴンに改造した車に寝泊まりしながら 全国を走り回る『移動調理屋』さん。
『いかようにも調理します』 という札を下げ、
お客さんが持ち込んだ食材で料理を作るという仕事をしています。

冷蔵庫に残ったものでも適当に持っていけば
たった500円で必ず美味しいものを作ってくれる佳代のワゴン車は
どこに行っても大繁盛!
そりゃそうです、
私だってそんなお店が近所にあったら
毎日でもせっせと通うね(笑)

地元の人たちとの心温まる交流と
佳代の作るなんとも美味しそうな料理、
それと佳代の両親を探す旅の目的も加わって
楽しく読める1冊でした。











5冊目・・・角田 光代 作 『ひそやかな花園』
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もし、自分の遺伝上の親が
どこの誰かもわからなかったら・・・
やはり底知れぬ不安を感じるでしょうか
それとも、自分は自分と割り切って気にならないものなのか。

物語には自分の出生に疑問を感じた若者たちの苦悩が描かれています。
『人間の資質を決めるのは、遺伝か環境か』
今までに様々な議論が交わされてきたこの問題ですが、
最近では、どちらの要因にも影響されるということで落ち着いているようですね。

物語の軸となるのは
毎年数組の親子を集め、夏に行われていたキャンプと
その記憶を必死で打ち消そうとする親たちの謎。
ミステリー仕立てなのでグイグイと読めますよ。
『さすが角田さん!』 と拍手を送りたくなる1冊でした。










6冊目・・・佐藤 愛子 作 『お徳用 愛子の詰め合わせ』
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御歳87歳になられる愛子さん。
いくつになっても世の中を見る目は鋭く
物事の本質を見通す力はまったく衰え知らずのようです。

このエッセイ集は『お徳用』 と銘打たれているだけのことはあって
若かりし頃の交友録から、ごく最近書かれたエッセイまで
バラエティに富んだ1冊になっています。

贅沢と便利なことに慣れ、
だんだんワガママになっていく日本人の姿を
『今に大変なことになる』 と予言のように言っていた愛子さん。
もう歳だからなどと言わず、
今こそ日本人がとるべき行動や心構えを教えてはもらいたいですね。
歳を重ねた後、こんな風な境地に立っていたいなとしみじみ思った本でした。
Commented by カビゴンパパ at 2011-05-29 10:09 x
①下町ロケット・・・いいですね、まさに「勧善懲悪」
  中年以降の家庭では水戸黄門の視聴率が異様に高いらしい。
②リバース・・・姿形が見えない相手に恋心を抱く⇒ニャンコさんは熊さん体型が好み!
③ミッドナイト・ラン!・・・時間切れで途中で終わり
④佳代のキッチン・・・内容はわかりませんが、
  全国を旅する中年のご夫婦⇒いいですね、ワンコズと共に参りましょう。
⑤ひそやかな花園・・・カビ母⇒カビ⇒ヒヨコとニャンコ父⇒ニャンコさん⇒気持ちだけウッキー
 このラインは濃いので疑念がまったく湧かない。
⑥愛子の詰め合わせ・・・ニャンコさんは年齢に関らず鋭い切り口です(怖)
Commented by nyanko4116 at 2011-05-29 16:56
>カビゴンパパさま
1冊ずつ、細かくコメントありがとうございました。
①水戸黄門・・・我が家で見るのは貴方だけです。
②それは誤解です。私が好きなのは稲葉さんの割れた腹筋です。
③残念でした
④だから、行かないってば。
⑤その昔、カビ母・カビ・ぴよちゃんの三人が並んで座ってたら
『やだ!そっくり!!』って、見知らぬ人に笑われたわね。
⑥頭の中は超鋭いのに、外面はただニコニコしているだけのおばあちゃん。
そういう者に私はなりたい。
Commented by のんのんママ at 2011-05-29 22:41 x
またまたたくさん読みましたね~~!
この中では「ひそやかな花園」だけ読みました。
「下町ロケット」おもしろそうです!!
東大阪にロケット作ってる町工場があって、
超偏差値の高い大学院出た人たちが社員になってて
ロケット製作に励んでるのを前にTVで見たことがあるの。
夢を持ってコツコツとまじめに励む。
今の世の中、なかなか簡単にはできないかもしれないけど
尊敬されるべきはこういう生き方だと思うな。

そうそう、林真理子さんの「下流の宴」が連ドラになるねー!
火曜日、楽しみです♪

あっ、カビ様のコメ見て
「へ~、にゃんこさんって熊さん体型がお好きなんだ」って
思っちゃったよ(笑)

Commented by nyanko4116 at 2011-05-31 17:55
>のんのんママさま
『下流の宴』
いよいよ今日の夜ですね!
さっき主演の黒木瞳さんがNHKに出演されてたのですが
原作の面白さがそんまま映像になってる感じでした。
楽しみ^^♪

『下町ロケット』是非読んでみて下さい。
昔、『金で手に入れられないものはない!』なんて豪語していた
IT長者もいましたが(笑)
みっちょさんの言うとおり、
仕事にかける夢とプライドが
お金より大切なものがあることを思い出させてくれます。

だから・・・私が好きなのは稲葉さんの腹筋だってばさ!
Commented by カビゴンパパ at 2011-05-31 21:33 x
カビです。小生の腹に筋が入っていた記憶は・・・高校から大学にかけてかな・・
 ニャンコさん、そんなに「ムキ」になって可愛いね(愛)
Commented by nyanko4116 at 2011-05-31 21:39
>カビゴンパパさま
キモッ!o( " ̄∇ ̄)っ★(ノ~з~)ノ !!
Commented by カビゴンパパ at 2011-05-31 21:41 x
ニャンコさんへ
肝九手悪かったね・・・ もっと素直になれば byヒロミ郷
Commented by nyanko4116 at 2011-05-31 21:44
>カビゴンパパさま
アホッ!! (  ̄- ̄)_ノ  )))))) ≫≫≫;*o*)ノ !!
Commented by みも at 2011-06-02 01:18 x
夜な夜な こんばんはで~す^^

あっ!帽子♪
私もついこの間、帽子を買いました^^
梅雨が明けるのが待ち遠しいです!

雨の日=読書日和・・・いいですね~。
私も外に出れない時は、ひたすらリボンレイです!

それにしても、カビゴンパパさんとにゃんこさんのコメ読んで
大笑いです(≧∇≦)
もう仲がいいんだからっ!


Commented by nyanko4116 at 2011-06-02 14:12
>みもさま
これと同じシリーズでツバの大きい帽子を
昨年買ったのですが、
店頭で見たマネキンは、確かに
”オサレな海辺のリゾート”風だったのに
家に帰って私がかぶるとなぜか
”只今農作業中” といった風情になり、
泣く泣くぴよちゃんに譲りました。

今年は一番ツバの小さなタイプを選びリベンジです♪

夫婦でアホなコメントの応酬、
呆れられて当然なところ
笑って頂けるなんて恐縮ですm(__)m
しかし、たいして仲は良くないんですよ、
実際のところ。
フツーです、フツー。
Commented by カビゴンパパ at 2011-06-02 19:52 x
皆さん、今回の震災でお気づきの方も多いと思いますが、
「フツー」ということは素晴らしいことですね!
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by nyanko4116 | 2011-05-29 00:38 | 読書日記 | Comments(11)

今日も笑顔で♪


by にゃんこ
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