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読書日記No.108

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毎日のように使っていたオーブン。
今は週一回だけに自主規制中です(さみし~)







オーブンは最初の予熱にたくさんの電力を使うそうなので、
焼くときは一気に!

クッキーやケーキ、パンや料理も
出来る限り続けて焼けるように下準備をしてから焼いています。

いつまでこの節電が続くのかわかりませんが、
あまり長く続くようだったら
ガスオーブンにチェンジという手もあるかなぁ (火力強そうだし♪)

しかし・・・毎月の電気代が昨年よりものすごく減っています。
節電しているので、当たり前って言えば当たり前なのですが
毎月3.000円~4.000円くらい減っているというのは、
今まで我が家はどんだけ電気の無駄遣いをしていたんだ~!
・・・ということになりますよねぇ(恥)
これを機会に反省しなくっちゃ。



では、読書日記です♪



2冊目・・・青山 七恵 作 『わたしの彼氏』
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主人公の鮎太郎君は、ルックス良し・性格良しのイケメン大学生。
なのにどういうわけか、次々と彼女にふられてしまうのである。

最初は、優しくて人も振り返るようなイケメンの彼が振られてしまうことが
不思議でしかたがなかったのですが
読んでいるうちにだんだんと鮎太朗君に対して
イラッとした感情が芽生えてくるのです(笑)

相手の理不尽な行動(暴力だったり、高価なものを次々と買わせたり) も
文句の一つも言わずすべて受け入れ
たっぷりの愛情を常に相手に注いでしまう鮎太郎君。

君はまだ若い!(以下鮎太郎君への説教(笑))
自分が何をしても否定せずに受け入れてくれる相手は
付き合い始めこそ心地いいかもしれないが
たぶん相手をものすごく不安定にするんだと思うよ。

自分がどんな悪いことをしても、『いいよ、いいよ』 で済ませてしまう相手なんて
『あ んた、アタシのことバカにしてんのかい!』 と、
私だったら早々にブチ切れてしまうことだろう。
自分の欠点を理解して受け入れてくれるのと
何をしても許すというのは
全く別問題なのだよ。

鮎太郎君、これからもいっぱい振られて
いい男になるんだよ~(笑)








2冊目・・・朝井 リョウ 『桐島、部活やめるってよ』
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高校のバレー部キャプテンだった桐島君が
突然部活をやめてしまいます。
どうして桐島君は部活をやめることになったのか
そもそも桐島君はどんな男の子だったのか、
読み進めるうちに少しずつ分かってくるのだけれど
肝心の桐島君本人は最後まで一度も登場しません。
本人の姿は、
周りの生徒たちが語る話の中で少しずつ少しずつ浮かび上がってくるのです。

正直読み始めてすぐは
何が面白いのかまったくわかりませんでした。
つまんねー・・・と思いながらも読み進めているうちに
だんだんと思い出してきたのです。
高校時代の教室の空気を。

サッカーが上手かどうか。
見た目が垢ぬけているかどうか。
そんなことで、上下のはっきりしたグループ化がなされ
可愛い子は可愛い子と
かっこいい子はカッコいい子どうしのみでつるむ。
おたくっぽい気配を持つ物は
空気のように扱われる教室内。。。

狭い教室が息苦しくて
でも学校生活が世界の全てだったようなあの頃の感覚が
ページをめくるたび
驚くほどリアルに甦ってきました。

今思えば、笑っちゃうような判断基準と価値観で
容赦なく周りのものを切り捨てていた傲慢さ。
あぁ・・・若いって恐ろしい。。。(笑)

ただね、私が高校生だった頃ならともかく
これだけオタク文化が陽の目を浴びているこの頃でも
こんなに、オタクというだけで
教室内で虐げられてるものなんでしょうかね。

作者は平成生まれの現役大学生(早稲田)なんだとか。
この物語が実体験から出たものならば
作者に、『アンタも色々苦労したんだねぇ・・・』 と声をかけたくなりました(笑)







3冊目・・・乾 緑郎 作 『完全なる首長竜の日』
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第9回『このミス大賞』受賞作品です。

植物状態になった患者と、意思の疎通ができるという
画期的な医療器具「SCインターフェース」。
その器具を通して、
自殺未遂で長年こん睡状態に陥っている弟と会話をし
自殺の原因を探ろうとする姉が主人公の物語です。

眠っている弟の脳波と交信するうちに
姉は今起きていることが
現実なのかインターフェース上の仮想空間で起きていることなのか
だんだんとあやふやになってきてしまいます。

私達だって、今いるこの世界が
夢の中の出来事じゃない保証なんてどこにもないですからね。
目が覚めたら、実はまだ自分が小学生くらいだったらどうしましょ(笑)

物語に仕掛けられたちょっとしたサプライズは
読書量の多い人なら簡単に見破れることでしょう。
でも最後の最後に、
ドーンと突き放されたように投げかけられた結末は
ちょっと鳥肌モノの恐怖を感じました(ゾゾゾ・・・)
おすすめです♪







4冊目・・・井上 荒野 作 『ベッドの下のNADA』
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NADAというのは主人公夫婦が経営しているカフェの名前。
そこに出入りする常連たちと夫婦の間で作りだされる
ちょっと不思議な雰囲気と会話。。。

いや、不思議っていうより不可解と言った方がいいかもしれない。
仲が良いように店では取り繕っているけれど
決して本音でモノを言い合わないこの夫婦、
体裁や人から自分がどう見えるかにばかり心を砕く夫もいやだけれど、
言いたいことも言わず、
自分の心の中ばかり覗き込んでいるような妻にもイライラ。
怒鳴り合っても掴みあいになってもいいから
人の目なんて気にしないで
言いたいこと言ってやりたいことをやればいいのにさ。
それともそんな気力もとうに失せてしまうくらい
冷めきってしまったのだろうか。

都会的に、かっこ良く生きるというのは
何だかとってもめんどくさそうだ(笑)







5冊目・・・坂木 司 作 『和菓子のアン』
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主人公はデパ地下の高級和菓子店でアルバイトをしている
ほっぺと二の腕が大福のようにプニプニとした女の子(笑)

次々と登場する美味しそうな和菓子に食欲が刺激され
読んでいる途中であんこ物を買いに走ったことを
先に白状しておきましょう。

和菓子を買いにくるお客様と
そこで働くユニークな従業員たちの間でおこる
ちょっとした謎解きや、ほのぼのとしたやりとりが
TVドラマのようで楽しめます。

和菓子の奥深い歴史や
風流なその名の由来など
和菓子に関する豆知識もたくさんつまっていて楽しめる一冊でした♪
続編を期待します。







6冊目・・・雫井 脩介 作 『つばさものがたり』
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和菓子のあとは、洋菓子です♪(笑)

物語の舞台はケーキ屋さん。
主な登場人物は
不治の病である主人公の女の子と
天使が見える男の子。
もちろん可愛い天使も登場して
その他登場人物たちも揃って善人という、
まるでフワフワのケーキのように優しくてスイートな物語でした。

天使が疲れた羽を休めるように
ギスギスとした日常生活でお疲れの方、
現実から少し離れて心を充電させたい方におすすめです♪
Commented by のんのんママ at 2011-06-23 22:56 x
いつ見ても、にゃんこさんのパンはとってもおいしそ♪
このパン見ちゃうと、食べたくなるんですよねぇ~~
どうしてくれる?(笑)

またいっぱい読みましたね!
今回はどれも読んでないわ~~
「桐島、部活・・・」 これね、新聞に載ってた内容記事見て
「私はこの手、苦手かも?」って思って
リクエストもしなかった本だわ(笑)
評判はすこぶる良いようだね。
私もコレ読んでみて、思い出に浸ってみようかな?
「つばさものがたり」 雫井さんがこの本出してるって
知らなかった~~
でも、雫井さんっぽくない内容ね。
こういうふんわりした本も書ける方なんだね~~
これはリクエストしてこよう♪

私は今、「終わらざる夏」読んでます。
浅田次郎さんの、着想から30年の大作です!
終戦間近の人々の悲哀や葛藤がよく書かれていて
引き込まれます。
誰一人幸せになれるはずないこんな戦争は
絶対にしてはいけません!
リクエストして、半年以上かかったよ~~。
Commented by nyanko4116 at 2011-06-24 12:07
>のんのんママさま
『終わらざる夏』、私も順番待ち中です♪
ものすごく評判がいい本ですよね。
今朝もNHKの朝ドラを見て
(現在東京大空襲直後)
目頭を熱くしていたところでした。
ホント、戦争だけは何があってもいやだわ!

『つばさものがたり』、
まるで白い方の新堂 冬樹さんが書きそうな小説でした(笑)
『桐島、部活・・・』は、読む前に
やたらと好きな人が死んじゃう系の
携帯小説みたいだったらやだなぁ・・・と(笑)
その心配は杞憂に終わりましたが、
高校時代なんて霧のかなたにかすむほど
昔の事になってしまった私には
ちょっとキツかった!(笑)
あ、でも高校時代がそんな昔ではないぴよちゃんも
『なんか・・・よくわかんない』と言ってましたが(笑)
Commented by mamemama at 2011-06-26 11:30 x
にゃんこさん、こんにちは。
今日は昨日までよりだいぶ涼しくなりました。
mameもハアハアしていないので、ホッとしています。

電気代のダウン、素晴らしいですね。
私もこの度、色々なムダを見直し、
電気を使わないでできることは
なるべく使わないようにしようと努力してきました。
洗濯機の組み上げポンプの代わりにバケツでお風呂の水くんだり、
食洗機・エアコン、寝る前の読書をやめてすぐ消灯・・・

なのに、なのに
昨年よりもちょっ~~としか下がっていなくてショック!
あの努力は何だったのか??

しばらくして謎が解けました。
冷蔵庫に何かが引っかかっていて
ドアがずっと、ちょこっと開いたままだったのでした・・・。

その後、契約アンペア数を30に下げたので、
次回の電気代がいくらになるか、今から楽しみにしています。

でもまた「ショック!」なんてことになったらショックだなあ。
本も最近読んでないし・・・、にゃんこさんすごいね♪



Commented by nyanko4116 at 2011-06-27 17:36
>mamemamaさま
あ!
汲みあげポンプがあったか!!(笑)
気がつかずに毎日使ってました。

昨年の使用料と比べ今年大幅に使用料が減った家庭に
映画のチケットプレゼント!・・・とかいう東電の企画を
TVで見たのですが、
日頃から電気使い放題だった我が家のような家庭が得をして
以前からキチンと節電をしていた家庭が
もらえない・・・というのは
なんだかちょっと話が違うのになぁ。。。と思っています。

mamemamaさんのところも
きっと以前からキチンと節電を心がけていたんでしょうね。
しかし冷蔵庫の扉はくやしいねぇ!!
せっかく節電したのに~。

部屋が薄暗いのにも慣れてしまい
パパが煌々と電気をつけたりすると
『眩しい!!』と言って、みんなで嫌がってます(笑)
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by nyanko4116 | 2011-06-22 22:52 | 読書日記 | Comments(4)

今日も笑顔で♪


by にゃんこ