読書日記No.113

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今回のお花のレッスンはクリスマスバージョン。
ぴよちゃんも初参加です。







ワタシがハートのリースを
ぴよちゃんはクリスマスツリーを作りました。
このツリー、一本のもみの木に見えますが
実は短い枝を束ねてツリーの形に仕立ててあって、
形を整えるのがなかなか大変だったみたいです。

でも、出来上がりには大満足だったようで
家に帰って 『いいでしょ~♪』 と、
家族ばかりか犬にまで見せびらかしていました(笑)




では、本日の読書日記です♪




1作目・・・・川上 弘美 作 『天頂より少し下って』
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最近読んだ本の中で、一番癒された本でした。
七つの短編どれもが、他愛もない日常の中で起きている物語。
スリルもサスペンスも、
殺人も宇宙人も出てこないけれど
魅力的な登場人物たちが交わすさりげない会話が
フワリと柔らかい空気で包みこんでくれるようでした。

姉のクローンで誕生した(!)一実ちゃん、
お尻に短い尻尾が生えている(!!)エイコちゃん、
45歳にして一回り下の男との恋愛に思い煩う真琴さん。
その他、出て来る人達み~んなが
自分の気持ちと自分の過去に優しくて、
背伸びをせず、ちゃんと自分らしく生きている。
そこがとっても憧れであり、うらやましくもあるのでした。







2作目・・・湊 かなえ 作 『夜行観覧車』
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誰もが認める高級住宅街 『ひばりヶ丘』 に
小さいながらも一戸建てを建てた主婦。
子どもの頃からの夢を実現させ幸せいっぱいの主婦とは裏腹に
なぜだか中学生の娘の心は坂道を転がり落ちるように荒れて行きます。

その家の向かいにある瀟洒な洋館。
そこに住む医師一家もまた
優秀な子どもたちと幸せに暮らしていたはずが
気がつけば取り返しのつかないほどの事件を
起こしてしまうのです。

『坂の上の住人』であることにプライドを持ち
『坂の下の方の人たち』とは別世界の人間であることに
こだわる人々。。。
どんな場所に住むかより
大切なのは、そこでどんな風に日々を暮らすかなのにねぇ。

主人公の家の隣に住む 「小島さと子」と
医師一家の長男の彼女のキャラクター設定が
ずば抜けて面白かったです。
こういう人、いるいる・・・(笑)

同じ作者の『告白』 ほどの衝撃はありませんが
ほんの少しの悪意と人には見せない心の裏側を書かせたら
やっぱりこの作者はピカ一です。
面白いですよ。









3作目・・・太田 光 作 『マボロシの鳥』
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この本は小説なのだけれど、
内容は 『爆笑問題 太田さん』 が頭の中で考えている主義や主張が
ダイレクトにあふれ出たものでした。

同時多発テロについて、差別や偏見について、自爆テロについて・・・
『ふ~ん、太田さんはこんな風に感じていたのね』 と。

感受性の強そうな人だなとは思っていたけれど
世の中の出来事を、こんな風に憤りと悲しみを持って見つめていたのかと驚かされました。
こんなにナイーブな人だったら、
世の中を渡っていくのに、ギャグでも飛ばしまくっていなければ
そりゃ生きていけないわ(笑)

短いお話が9つも詰まっています。
個人的には最後の『地球発・・・』という話が好みでした。
だって、『銀河鉄道の夜』のジョバンニと『星の王子様』のパイロットが一緒に旅に出るんですよ!!
こんな大胆な小説他の人には書けません! さすが太田総理だ(笑)








4作目・・・西 加奈子 作 『円卓』
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主人公は小学三年生の琴子ちゃん。
琴子ちゃんの周りで起こる小さな出来事と
家族と過ごす他愛もない日々を描いた物語です。

あら~、子どもの物語なのね♪ なんて油断していると
ガツンとやられます。
琴子ちゃんの頭と心の中でおこっている出来事は
幼いながらに実に哲学的で、すでに世の不条理と戦っているのです。

生粋の関西人、琴子ちゃんの口癖は 『うるさい、ぼけが!』 (笑)
琴子が真剣に悩めば悩むほど、怒れば怒るほど
おかしくて楽しくて、琴子ちゃんが可愛くて。
クスクスと笑いながら読んでいるのに
なぜか心はシミジミ、ジンワリと温かくなり、
最後にはウルウルッときてしまいます。
大人以上の感情や感性で世の中を見つめているのに
それを表す言葉を知らなくて、
悲しいのに、自分が悲しがっているということに気づかない琴子が
たまらなく愛おしいのでした。









5作目・・・百田 尚樹 作 『モンスター』
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誰もが一目見たとたん吸い込まれそうになるほどの絶世の美女、鈴原 未帆。
彼女を前にした男たちはみな
ゴキブリホイホイにかかるゴキブリのように、
いえ、それよりずっと簡単にホイホイと彼女の罠にはまってしまうのです。
そんなにも男と言うのは美人に弱いものなのか・・・?

物語が進むに連れ、彼女の過去がしだいに明かされていくのですが
それは壮絶なまでの美との戦い!
彼女は美しさを手に入れる為なら人生のすべてを差し出すくらいの
執念を持っています。
(そうなるまでには、実に悲しい過去があるのですが。。。)

この物語を読み終わったあとしばらくは
TVに出て来る女優さんたちの顔が気になってしかたありませんでした。
そう、この本は整形暴露本のようでもあるのです。
(目を大きくするための切開の仕方・・・とか(笑))
なんか、目が大きい人たちが み~んな整形に見えてしまって困るんですけど。。。
整形した目の見分け方に興味のある方は、是非♪(笑)









6冊目・・・小路 幸也 作 『オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ』
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ついに6作目となった 『東京バンドワゴン』 シリーズ最新作です。
下町を舞台に繰り広げられる、大家族の人情物語は
最近終了した、ドラマのこれまでのあらすじを主人公たちが長台詞でしゃべりまくる
『渡○シリーズ』よりもよほど面白い!
(ぜひドラマ化を~)

作品を重ねるごとに登場人物もどんどん増え
もはや把握しきれないほどですが(笑)
がんばって読み続けるので
小路さんもぜひ、10作、20作と書き続けて頂きたい!
『東京バンドワゴン』 シリーズ未読の方は
ぜひ一作目からどうぞ♪
Commented by のんのんママ at 2011-12-04 22:38 x
リースもツリーもすごく可愛くできたね!!
にゃん子さんのリース、ナチュラルな感じでとっても好き♪
ぴよちゃんのツリー、肉球みたいに見えるのがある♪
形整えるの、ほんと難しそうだわ。

にゃんこさんに教えてもらった「ヤングアダルトパパ」
読み終わりました。
静男くんの毎日の生活やら将来のことやらに思いをはせて
なんだか切なくてたまらんようになった私です。
湊かなえさんの「境遇」を今リクエスト中。
これはドラマの為に書き下ろされたらしいですね。
ドラマは見たかったけど、本のほうを読みたかったから
ぐっと堪えました(笑)
Commented by nyanko4116 at 2011-12-05 16:33
>のんのんママさま
『境遇』私も録画済みです!
見たいよねぇ・・・めっちゃ面白そうだし。
でも『本で読みたい!』という気持ちもすごくよくわかります。
私はきっと、あと二日くらいで誘惑に勝てず
きっと録画したドラマをみてしまうことでしょう。。。(笑)

肉球みたいなオーナメント
コットンの実を茶色に染色したものです。
私も初めて見た時『あ、肉球!』と(笑)
ちょっといびつな形が近くで見てもそっくりなんですよ。

『ヤングアダルトパパ』、
この親子の10年後の物語
読んでみたいですよね♪
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by nyanko4116 | 2011-12-02 22:36 | 読書日記 | Comments(2)

今日も笑顔で♪


by にゃんこ
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