読書日記No.121

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『金環日食?・・・興味ないね( ̄× ̄)b゙』
・・・なんて言ってたクセに、
パジャマ姿のまま
『スゲ~!』『ヤベ~!』とキッチンの窓の前で叫び続けた
今朝7時30分過ぎのウッキー君。







実はワタシも
そんなに期待していなかったのですが。。。(笑)
いやー、
実際に目にするとめちゃめちゃ感動してしまいました。

右の上から太陽が少しずつ欠け始めてから
完全にリング状になるまで
1時間以上の間、日食メガネをかけたりはずしたり
洗濯したり朝ご飯を作ったりしながら
たっぷりと天体ショーを楽しむことができました。

実際のリングは金色なんかではなく
赤に近い燃えるようなオレンジ色!
太陽の命を感じる色でした。

次回、今日と同じ規模で金環日食を広範囲に見ることができるのは
なんと300年も先になるそうです。。。






では、本日の読書日記です♪


1冊目・・・片野 ゆか 著 『犬部』
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信じ難いことではあるけれど
世の中には、飼っていた犬を保健所に持ち込んだり
捨ててしまったりする飼い主がいるらしい。

放っておけば、保健所で処分されるか
野良犬になって放浪するしかない犬たちを
とても放っておくことができなかった
北里大学獣医学部の学生たちの汗と涙の奮闘記です。

獣医学部の学生なんだから、犬を助けて当然。。。
そんな思い込みは読み始めてあっという間に吹っ飛んでしまいます。
動物の保護活動・・・と一口に言っても
実際に次々と増えて行く犬たちの世話、エサ代、病院代、ワクチン代と
時間もお金もつぎ込まねばならず
勉強を本分とする学生にはどう考えても無理だろうに。

実際活動には様々な問題がつきまとい
色々失敗もあるのですが
『それでもやっぱり、動物を見殺しにはできない!』という思いが
彼らを動かしているのです。

多少間違えたっていい、周りに迷惑をかけることもあるでしょう。
でも将来獣医という仕事につくであろう学生さんたちが
『動物の命を救いたい』という真っ直ぐな思いを持っていてくれていることが
この本から伝わってきて、
それが何よりもうれしく感じるのでした。











2冊目・・・朝井 リョウ 作 『もういちど生まれる』
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『桐島、部活やめるってよ』でリアルな高校生の姿を描いた朝井君(現在22歳)。
今度は今時の等身大の大学生の姿を・・・って書こうとして
ちょっとひっかかる。
こんなに美しくないだろ~現実の大学生活は(笑)

私なんか学生のときは
目先の事ばかりに夢中で、
『どっちが楽か』 『どっちが得か』 でしか物事を考えられないようなバカ者だったし。
(まさにバブル世代じゃ。。。)

自分の将来の事、恋人の事、家族の事、
主人公たちは簡単に傷ついてしまうまだ柔らかな心で
ひとり考えたり、深く悩んだりしています。

どんなに悩んだり苦しんだりすることがあったって
自分のことだけ考えて
好きな人には好きって言える。
そんな時期は人生の中で実はほんの一瞬だと知ってしまった今では、
その姿はキラキラして透明で、もう眩しいくらいです。


世の中、ドラマや小説みたいに
そんなに簡単に美しくはできていないけれど、
切ないくらいに懸命に自分らしさを求める主人公たちの姿は
もしかしたら同世代の現役の大学生たちにとっての
憧れだったり理想だったりするのかもしれませんね。









3冊目・・・三浦 しをん 作 『舟を編む』
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『辞書が言葉の海を渡るための舟だとするならば
大海原を渡るにふさわしい舟を編もう』
そんな思いの下、
『大渡海』という名の辞書の編纂に人生を捧げた人々の
愛と青春の物語です。

今まで何気なく手にしてきた国語辞書。
思えばこれだって一語一語、誰かの手によって集められ
気の遠くなるような時間と作業の繰り返しで編まれたもの。
その存在に今更ながら頭が下がる思いです。

PCを使うようになってから
すっかり使わなくなってしまった国語辞書。
用もないのにただ辞書を面白がって読んでいた頃もあったのにねぇ。

頻繁に登場する言葉のウンチクが面白いです。
おすすめ♪









4冊目・・・有川 浩 作 『ヒア・カムズ・ザ・サン』
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『真也は30歳。出版社で編集の仕事をしている。
彼は幼い頃から、品物や場所に残された、人間の記憶が見えた。
強い記憶は鮮やかに。何年に経っても、鮮やかに。
ある日、真也は会社の同僚のカオルとともに成田空港へ行く。
カオルの父が、アメリカから20年ぶりに帰国したのだ。
父は、ハリウッドで映画の仕事をしていると言う。
しかし、真也の目には、全く違う景色が見えた……。』

最初に決まっていたあらすじは、
劇団キャラメルボックスのパンフレットにのっていた
↑↑ このたった7行のストーリーだけ。
ここから作家の有川 浩 は見事なラブストーリを作り上げました。

小説家の想像力って本当にすごいんですね。
それぞれの生い立ちまで想像できるような
何人もの個性的な登場人物を見事に作り上げ
それを縦横無尽に使いこなして
心揺さぶる物語になっています。

ちなみに同じ7行のストーリーから
脚本家の成井豊はまったく別の物語を生み出し
キャラメルボックスによって舞台で公演されています。

そしてその公演された物語を元に
さらに有川 浩がパラレルストーリーを書いたものも同時に収録されています。
(言葉で説明するとちょっとややこしいですが・・・)
おすすめです♪











5冊目・・・ 辻村 美月 作 『オーダーメイド殺人クラブ』
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思春期の少年少女にありがちな自意識過剰やコンプレックスから発する
いわゆる『イタイ』言動傾向を中二病とよぶそうです。

そしてまさに この主人公は、
中二病ど真ん中の女の子。
・・・親や先生たち大人は本当のことを何もわかっていない
・・・他の平凡な友達と違って自分だけは特別
そんな自分中心の考えしかできないような幼い頭で
世の中の事が見通せるわけなどないのに
自分だけは真実がわかっていると本気で思っている女の子。

いくら中学生とはいえ
あまりに勝手な論理にイライラとしながら読み始めたのですが
幼さ故に、逃げ場のない狭い世界で
窒息しそうになりながらもがいている姿は
共感できないまでも、多少身に覚えがある感情であり
その真っ黒な感情に丸腰で立ち向かう姿は
健気だと思えなくもないのでした。

自分の存在意義も価値もわからず、命さえ簡単に手放そうとする主人公を救ったのは
友人でも親でも教師でもなく
たぶん『成長』という時間の流れだったのでしょう。

ひりつくような内容の小説でしたが
以外にも結末は気持ちの晴れ晴れとする終わり方です。
私の様な親の立場から読んだ感想ではなく
現役の中学生はどう思うのか、感想をぜひ聞いてみたいものです。










6冊目・・・新井 素子 作 『銀婚式物語』
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同じ作者の書いた『結婚式物語』を読んだのは
今から25年も前の事。
ちょうどワタシ自身も結婚直前だったこともあって
なんだか『結婚』という一大イベントに一緒に立ち向かって行く
同志のような気分を作者に感じていました。
(この小説は沢口靖子と陣内孝則の主演で当時ドラマ化もされました)

あれから矢の様に四半世紀が過ぎて
今手元にあるのは『銀婚式物語』

あれからどうしてた?
家はね、こんなことがあったのよ。
・・・と、この25年間の答え合わせでもするかのように
懐かしさでいっぱいになりながら読み始めました。

ふぅ。。。
お互い色々あったんだねぇ
25年間。

ちなみにあとがきによると、作者夫妻はこれから25年後の
『金婚式物語』をめざすそうです。
我が家は残念ながらパパが初老でメタボなので
多分金婚式は無理だけど
ぜひ、25年後の物語読ませて下さいね。
楽しみにしてますよ新井さん♪
Commented by たか at 2012-05-21 22:49 x
日食グラス、結構役に立ったようですね。
みんな空を見上げてて、なんだか不思議な光景でした。
金環日食、辺りが暗くなり、寒くなり、本当に神秘的でした・・・

が、我が家はそれどころではなかったです。
まだ歩けないのに、自己主張の強い(人がいなくなると泣く)
子どものお世話を一手に引き受け・・・悪戦苦闘でした。。。
Commented by nyanko4116 at 2012-05-21 23:18
>たかさま
日食グラス大活躍でしたよ♪
私が5枚セットを買った同じ日に
ぴよちゃんも買ってきてしまい
あららら。。。だったのですが
余った分はぴよちゃんが職場へ持参し
大歓迎されたようです(よかった^^♪)

日食中、外は寒くなったんですね!
ずっと家の中から見ていたので気がつきませんでした。

まだ歩けないのに自己主張の強いお子ちゃまは
きっと歩けるようになったら
スーパーハリケーンキッズになることでしょう。
(20数年前のリアルな経験より)
Commented by のんのんママ at 2012-05-23 23:02 x
日食、私は裸眼で見てしまいました~~
ちょうど雲の隙間からキレイにリングに見えました。
今のところ目の異常はありません(汗)
よかった!

「犬部」 そうそう!にゃんこさんの書いてくれた通り!
私も思った事をキチンと伝えたいんだけど
なかなか上手く伝えられないんだけど
さすがにゃんこさん!
私も鬼時ような感想を持ちましたよ。
創部時の学生さんは、いまや立派に獣医として頑張ってらっしゃるようだし
動物たちの心に寄りそう頼もしい獣医さんが増えて行ってほしいですね。

今ね、重松清さんの「カシオペアの丘で」を読んでます。
にゃんこさんはもう読まれてるかな?
ガンに侵され、子供のころに思い出を封印してしまった故郷に
里帰りして、忘れたくても忘れられなかった出来事と対峙する
男性とその家族・友人の話です。
なんか重いテーマだけど、考えさせられる本ですね。

あっ、それからうちも、パパの歳を考えると
金婚式は無理かも?です(笑)
Commented by カビゴンパパ at 2012-05-24 00:04 x
のんのんママ様
 お言葉を返すようですが、私は金婚式まで元気に過ごす予定です。
恐らくご主人も想いがあると思うのでよ~くお二人で話し合って下さい。
 ニャンコさん、「元気で生きろよ」という激励 有難うね!!
Commented by mamemama at 2012-05-24 12:27 x
にゃんこさん、私も同じで
「え~、日食なんか見るの~?」
って、
メガネ買ってきてくれたダンナに言ってたくせに

その瞬間はまさに感動・感動で、嬉しくって、
メガネ持ってない人にあげたり貸してあげたり
その日は出会う人に「見た?見ましたか~?」
って聞きまくっちゃって。
いいもの見せてもらいました。

次は300年もあとなんですか、ダンナに感謝しなくちゃ。
Commented at 2012-05-24 21:51
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by のんのんママ at 2012-05-24 22:37 x
カビ様!
そうですよねー!
最初から諦めてはいけませんよねー!
しかしながら我が家のパパさんは、カビ様より歳とってるので(笑)
あっ、いかんいかん。
諦めずに行きぬいてもらいます~~!
金婚式、盛大に祝うことにします(夢)
Commented by nyanko4116 at 2012-05-25 19:11
>のんのんママさま
なんとも大胆な!(笑)
その後眼は大丈夫ですか?
(違和感を感じたら、とりあえず冷やした方がいいそうです)
私の周りにも
『曇ってたから裸眼で見た』とか
『新聞紙を重ねて見た』とかツワモノが揃っています(笑)

『犬部』みっちょさんに教えてもらえてよかったです♪
6&7の主治医も北里出身なので
今度診察の時に犬部の話してみようと思ってます^^

『カシオペアの丘で』
今検索してみたら5年前に読んでいました
(なんて便利な読書日記(笑))
なんだか長い話だな~と思いながら
人生で『許すこと』『許したいけど許せないこと』を思いながら
読んだことを覚えています。

↑↑のコメントでカビゴンパパが何か言ってますが(笑)
金婚式には81歳になっている予定のパパ
長生きする気があるならば
そのお腹なんとかしてもらいたいものです。
Commented by nyanko4116 at 2012-05-25 19:14
>カビゴンパパさま
子ども達が言っていました。

『大丈夫だよ~、あの人
殺したって死ななそうじゃん!』
・・・ま、確かにそうだわね(笑)

これもまた激励だと思って
メタボ解消にぜひお励み下さいm(_ _)m
Commented by nyanko4116 at 2012-05-25 19:19
>mamemamaさま
ほんと、感動でしたよね!!
一気に天文ファンになってしまいそうです(笑)

家の外や近所のマンションのベランダで
空を見上げる人たちの姿がたくさん見えて
なんかちょっとよかったです^^
大勢の人が一緒にあっちでもこっちでも空を眺めていた風景は
日食の瞬間と一緒に心にインプットされました♪
Commented by nyanko4116 at 2012-05-25 19:22
>鍵コメさま
コメントありがとうございました♪

せつないですね。。。
でも私は鍵コメさんのブログの記事を読んで
応援しつつも、いつも励まされてきました^^
これからもがんばりましょうね♪
引き続き応援していますヾ(´▽`)ノ
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by nyanko4116 | 2012-05-21 16:51 | 読書日記 | Comments(11)

今日も笑顔で♪


by にゃんこ
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