読書日記No.126

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あっという間に暗くなってしまう
冬の日の帰り道、
「早く帰らなくちゃ!」 と 「立ち読みしたい!!」のせめぎ合い。。。







こういう場合、 「5分だけね!」と自分に言い訳をして
だいたい30分くらいの寄り道となるわけです(笑)

昔から、本屋さんの前だけは、
どうしても素通りできないんですよねぇ。。。


では、本日の読書日記です♪




1冊目・・・唯川 恵 作 「途方もなく霧は流れる」
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50歳を目前にした男が、会社でリストラにあい
家も家族もついでに恋人までも失って
軽井沢の人里離れた別荘地にひとり辿りつきます。

社会的な立場を何もかも失った男の前に
何故か次々と現れる美女たち・・・(笑)
しかもその美女の方からのお誘いで
簡単にそういう仲になってしまったり・・・

なんだか中年のオジサマ達が喜びそうな物語
(実際、カビゴンパパは大喜びしていた)に
「渡〇淳一か!!」と、突っ込みを入れつつ本の後ろを確認したら
週刊新潮連載でした(笑)・・・納得。

何もかも捨てて身軽になって人生を一からやり直す。。。
それってやっぱり男のロマンだったりするんでしょうかねぇ。

しかしこの物語、最後にはなかなか深い味わいを残してくれます。
人生なんて、どこをどうしたって
最後は淋しいものだと知ってしまった
40代以降の男性におススメです♪
(もちろん女性にも!)





2冊目・・・東野 圭吾 作 「ナミヤ雑貨店の奇跡」
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言わずと知れた、大ベストセラー作家の東野さんですが
この作品、今まで読んだ東野作品の中で一番いいと思いました。

人も死なないし、トリックや謎解きというよりも
ファンタジーに近いこの物語、
謎を早く解きたくて
先へ先へとページをめくる手が止まらなかった今までの作品と違い
1ページ1ページ、ゆっくりと味わいながら
物語を愛おしむ様に読みました。

悩める人がポストに手紙を入れておけば、
翌朝にはきっと素敵な返事が返って来る。。。
そんな不思議な店、ナミヤ雑貨店。
人の幸せを願う優しい心が、時を超え次元までも超えて
悩める人の所にそっと届きます。

忙しさに疲れた心を癒すのに、
もってこいの一冊です。
おすすめ♪







3冊目・・・さだまさし 作 「かすてぃら」
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エッセイなのかな?・・・と思って手にしたのですが
本の解説には「自伝的実名小説」と。。。
なんじゃそりゃ?と思い読んでみたら、小説仕立ての
やっぱりエッセイでした(笑)

さだまさしという、繊細かつ大胆でユーモアと才能あふれる人物が
どのようにして出来上がったのか、
この本を読むとそのルーツがわかります。
今は亡き、さださんの父について書かれたこの本は
豪快且つ正義感にあふれた男の、
昭和を生き抜いた一代記でもありました。

自分が損をすることにばかり、異常に神経質な今の世の中では
もう決してこういう人物は輩出されないんだろうなぁ。。。
そう思うと、ちょっと淋しかったりもするのでした。








4冊目・・・赤坂 英一 著 「2番打者論」
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どちらかと言えば、地味な打順である二番打者、
しかし、少しでも野球を知っている人ならば
そのポジションがいかに重要かということは百も承知のハズ。

先頭打者を確実に送塁することはもちろん
場合によっては強打もできなければいけない
そんな無敵の四番打者がどのように作り上げられていくのか・・・
なかなか面白くて、読みだしたら止まらなくなってしまいました。

中日の井端や元巨人の川相、
彼らは、ピッチャーの心理を読みながら
こんなにも頭を使ってプレーしていたのかと
驚くやら感動するやら(笑)

地味でも、縁の下の力持ちでも
燻銀のようなプレーを見せる2番打者、
その魅力を再確認させてくれた本でした。
野球好きにはたまらない1冊です♪






5冊目・・・小路 幸也 作 『話虫干』
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本当に面白い物語を読んでいる時、
自分も一緒にその世界に入り込んで生きている感覚を味わっています。
登場人物たちと、同じ空気を吸い
同じ時間を過ごした気になって
時々本を閉じた後も、その世界を引きずっていたりして(笑)

この物語には、名作の中に入り込み
ストーリーを勝手に変えてしまう話虫という虫が登場します。
その話虫を退治するために
図書館員たちが入り込んだのはなんと、
夏目漱石の名作、『こころ』

話虫のいたずらで
『こころ』の話しの中に、
シャーロックホームズやラフカディオ・ハーン、
まさかの夏目漱石本人まで登場し、
物語はもうひっちゃかめっちゃか(笑)

本好きとしては、
本の中に入り込んで登場人物たちと触れ合う図書館員たちに
非常にジェラシーを感じる物語でした。






6冊目・・・・横田 晴正 著 『ありがとう、また逢えるよね。』
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何度も読もうと思って、手にとっては止め
手にとっては止め・・・
ペットロスに関する本なのですが、
なかなか読む勇気が持てずにいました。

ただでさえ涙腺が壊れているのに
もし変なことが書いてあったらやだし。

とにかくちょっと読んでみて
気が進まなかったらやめようと思い
適当にページを開いてみました。

この本を読んだからと言って、
心が急激に元気になるなんてことは起きないけれど
それでもペットを突然失って
もって行き場のなかった気持ちを、
『わかるわかる。。。』と聞いてもらえたような安堵感がありました。

さようなら、また逢おうね。
生まれ変わったらまた一緒に暮らそうね。
そう、にっこりと心からの笑顔で
ろくチンの写真に語りかけられる日が
もうすぐ来るかもしれないと、思う事ができました^^
Commented by BELLO at 2012-12-13 11:02 x
私も昔は本をよく読みましたが、目を悪くしてから(老眼)文字を見るのが億劫になってきました。
私が影響を受けたのは尊敬する登山家の植村直己先生の「青春を山に賭けて」です。
これにより登山に目覚めますが、一度死に直面する事故を経験してから登山はやめました。今では低山を楽しむ程度です。
私も愛するペットを失ったことはありますが、一番印象に残っているのは20年くらい前に飼っていた柴犬です。
病気をしてからずっと寝たきりになってしまっていたので、時々身体を起こしてさすってやったりしていました。
ある日私が会社に出かける時にその子がなんと起き上がって玄関まで私を見送りに来てくれました。
その時は「元気になったのかな?」という思いがしましたが、夕方自宅から電話があったことで一気に気持ちが震え上がる感じに・・・
その子は自分の最期を知っていたのでしょうね。
一目をはばからず泣いた記憶があります。
昔、「ずーっとずっとだいすきだよ」という絵本を読みました。
ペットの一生は短いものです。
今からどんな時でも大切に思う気持ちを忘れずにいようと思います。
時々「犬の十戒」も読み返したりしますが、その度に涙が出そうになります・・・
Commented by kodemari4 at 2012-12-13 11:35
本と言えば、料理本か写真関係の本しか読まなくなって
にゃんこさんの読書日記にはコメントを残せなかったんですが
6冊目の題名を見ただけで涙腺ゆるみ状態です。

いつか来るその日がとても怖くて
自分はどうなっちゃうんだろうと想像するだけで苦しくて。
でもそうなっても、またいつか絶対に逢えるんですものね。

にゃんこさんの涙腺が完治する日が、早く来ますように・・・
Commented by のんのんママ at 2012-12-13 22:59 x
ごぶさたです!
何やかんやと忙しい上に風邪ひいて、
ぐずぐずと過ごしてました。

素敵な本屋さんやね~~
たしかに、素敵な本屋さんの前通ったら素通りできないよね(笑)
チェーンの大きな書店yり、こじんまりした店主のこだわりがうかがえるような
本屋さんが好きです。
東京の神保町とか、古き良き本屋さんが軒を連ねてるんでしょう?
憧れです!
「ナミヤ雑貨店の奇跡」良かったよね~~!
最初は「えっ?東野さんがファンタジー?」って思ったけど
読み進めていくうちに心にじんわりと浸みて来ました。
名作です。
「かすていら」私も読みたくて次回リクエストしてこようと思ってたのー♪
歌の中にも、さださんのお父さんの人柄がたびたび出て来るよね。
こういう昭和の良きお父さん、今ではなかなかお目にかかれないけど、
やっぱりいいな~と思います。
「ありがとう また会えるよね」大事な子を亡くした人にしかわからない想い、
にゃんこさんの気持ちが少しでも安らいでよかったです。
Commented by nyanko4116 at 2012-12-15 23:43
>BELLOさま
BELLOさん、死んじゃダメです!!
(・・・違うか(笑))
でも、本当に登山て命を失う危険が大きいですからね。。。
低山でもお気を付け下さい。

コメントのお返事が遅くなってしまいごめんなさい。
昨日まで仙台に写真を撮りにでかけていました。
仙台城址から、ろくチンが大好きだった
仙台の街を見下ろしていたら
泣けて泣けて・・・
(後ろを振り向けず、困った!(笑))

ワンコの一生って、本当に短いんですよね。
もっともっと、一緒の時間を大切にしなくちゃと思います。
私もろくチンを看取ったときに
とても不思議な体験をしました。
(詳細はいずれまた^^)
ワンコにはそう言う力があるのかもしれないですね♪
Commented by nyanko4116 at 2012-12-15 23:51
>kodemariさま
私もやっぱりそうでした。
「ワンコが死んじゃったらどうしよう・・・」って考えただけで
涙が出てきて。。。
でもいつかは必ずそう言う時が来てしまうんですよね。
想像もできなかったくらいの、圧倒的な喪失感と
自分の半身を引きちぎられるような痛みと・・・
(ごめんなさい、おどかしているわけではないですm(_ _)m)
でもいつかは必ず、ニッコリ笑って
また逢おうねって言える日がくると思います。
壊れた涙腺の補修作業も
完了の日が近い予感がしています^^
Commented by nyanko4116 at 2012-12-16 00:01
>のんのんママさま
この本屋さん、日本橋にあるのですが
照明の感じといい、棚のディスプレーといい
その素敵具合が私を誘っているとしか思えない本屋さんです(笑)

「ナミヤ雑貨店の・・・」これ本当に東野さんが書いたのか?!
と思うような意外なお話でしたよね(笑)
絶対映画化間違いなしでしょうね。

「かすてぃら」、さださんのお父様に対する思いが
たくさんたくさん詰まった本でした。
読んでみて下さい^^♪
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by nyanko4116 | 2012-12-12 18:02 | 読書日記 | Comments(6)

今日も笑顔で♪


by にゃんこ
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