読書日記No.128

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今年の冬はとっても寒かったはずなのに
いつもよりずっと早く花を咲かせた今年の桜。

心の準備ができていなくて、ちょっと焦る。。。(笑)







毎年まだかな、まだかな~?って思いながら
桜が咲くのを楽しみに待っていたのに、
今年はそんなヒマもないまますでに届いた満開の便り。

どうしても昨年ろくチンと一緒に眺めた桜が
心をよぎるけれど
今年は心機一転、千鳥が淵の桜でも見に行ってみようか。
せっかくの春なんだから^^








・・・では、本日の読書日記です♪



1冊目・・・奥田 英朗 作 『噂の女』
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色気を武器に、男を次々と手玉にとり のし上がっていく
「噂の女」糸井美幸。
器量は十人並みなれど、豊満な肉体と必殺の流し目で
狙った男はいとも簡単に手中に収めてしまいます。

まぁ・・・その結果男たちは
莫大な保険金を美幸に残し、
次々とお風呂場で謎の死を遂げてるんですけどね。。。(怖っ!)

最後まで読んで印象に残るのは
美幸の狡猾さよりも、
男たちのアホさ加減。

美幸のボン・キュッ・ボンのナイスバディでシナを作られるやいなや
男は揃いも揃って鼻の下を伸ばし、
『デヘヘヘ・・・』 となってしまうのです。
こいつら、馬鹿じゃなかろか・・・と、なんだか妙にむかつくのは
ワタシがとことん色気とナイスバディに縁遠いための嫉妬かと思われます(笑)

男性陣に評判の良い小説のようですよ♪








2,3冊目・・・川上弘美作 『七夜物語』
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小学4年生の女の子、さよ。
さよはある日図書館の片隅で 『七夜物語』という名前の不思議な本を見つけます。
手に持つと少しビリビリとして、
本を閉じてしまうと読んだ内容をすべて忘れてしまうその本は
実はさよを夜の世界の冒険へといざなう、物語の入口なのでした。

夜の世界の冒険で、さよと同級生の男の子(仄田くん)が戦う相手は
自分自身の怠け心だったり、虚栄心だったり。
他にも、水と火を使いこなせること。
見た目の美醜だけで相手を判断しないこと・・・などなど
読んでいて、自分自身に『私はちゃんとできているかな・・・?』と
何度も何度も問いかけずにはいられませんでした。

生きていくのに大切なものをもう一度確認できる物語です。

酒井駒子さんの表紙と挿絵も、物語の雰囲気にぴったりで
とても素敵。
幅広い年代の方におすすめです♪









3冊目・・・・・小川 洋子 作 『ことり』
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他に誰も話すことのできない言葉でしか話せないお兄さんと
世界でたった一人だけお兄さんの話す言葉が理解できる弟。
両親を早くに亡くし、肩寄せ合って生きる二人の暮らしは
ささやかだけれど、幸福と信頼に満ちた静かな日々でした。
ほんの少しの大切な物たち
(薬局で買うキャンディー、静かに流れるラジオ、毎日庭にやってくる小鳥)
に囲まれ、訪ねて来る人もめったにいない暮らしが
どうしてこんなにも幸せそうで満ち足りて見えるのか。。。
たくさんの物に囲まれ、即座に世界中の情報が手に入る暮らしをしていても
自分の本当に大切な物もわからず、心の通じ合う会話さえできない人が多い現代で
自分たちが作り上げた小さな小さな世界の中で
他人と比較せず、欲張らず、清らかに生きる兄弟の姿に感動さえ覚えるのです。

日々大量に流されてくる情報をシャットアウトし
自分に必要最小限のものと本当に大切な人だけに囲まれて暮らす。。。
憧れるけど、俗物の塊のようなワタシには無理だろうなぁ・・・(笑)











4、5冊目・・・宮本 輝 作 『水のかたち(上・下)』
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主人公は、50歳女性。専業主婦。
特にお金持ちなわけでも飛びぬけた美魔女なわけでもない普通の女性。
では、この女性が何かを仕出かすのかというとそうでもなく
不倫も殺人も家庭内暴力も逃避行もでてきません。

50歳の誕生日を迎えて 『私の人生ってこんなものだったの?!』 と
思ってしまう主人公の気持ち、ちょっとわかる(笑)
でも、何もない人生やありきたりな人生などひとつもないように
乗り越えなくてはいけない人生の課題は50歳にもなれば必ずでてくるわけで
(本書ではそれを、『50の坂』と呼んでます。。。)
主人公の女性は次々起こるちょっとした問題を
水が形にまかせて流れるように、自然に受け止め自分らしく形を変えて
解決していきます。
流れに逆らうではなく、流れに身を任せるでもなく
その按配がとっても素敵。
50歳になる、大人になるってきっとこういうことなんだな。。。。
自分の幸せが他人の幸せを招き、人からまた幸せをもらう、
幸せなつながりがこの本の中をサラサラと音をたてて流れているようでした。

around 50'sの女性におススメです♪










6冊目・・・湊 かなえ 作 『白ゆき姫殺人事件』
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白雪姫のように美しいと評判のOLが、
何者かに殺害される。
容疑者ではないかと疑われたのは、白雪姫と同期入社の女性。
二人の姿は、周りの証言によって次第に浮かび上がってくるのだけれど
ある人にとっては、女神のようだった白雪姫が
他の人には、底意地の悪いわがままな女性だったり、
地味で目立たないと思われていた容疑者が、
他の証言では快活で明朗な女性だったり。

でも考えてみたらそれは至極当り前のことで
仮にまったく同じ態度で人に接したとしても、受け取られ方は相手によって様々だし
相手がどういう人かによって接し方を変えるのは
別に悪いことではないしね。

そして、様々な証言を得た週刊誌は
自分たちが作り出した容疑者像にそって
それに合うような都合のいい証言だけを選び出して
最終的には真実とは程遠い人物像を作リ出してしまうのです。

最後まで救いようのない物語ですが
容赦なく人の心の本性を浮かび上がらせ
グイグイと先を読ませてしまう文体は、さすが湊かなえでした。
Commented by のんのんママ at 2013-03-24 22:48 x
なんだかお久しぶりーふです♪
のんのんの事ではご心配いただいてありがとう!
もうすっかり良くなりましたよ~~♪

さぁ、読書日記です!
「噂の女」 私もたぶん、にゃんこさん同様の感想を持つだろうなと
想像いたします(笑)
にゃんこさんの読書日記を見て、「次はコレをリクエストだな」とか
「そうそう!コレのここがおもしろかった」とか、
いつも楽しませてもらってありがとね~
わたし、今日やっとのことで「きみはいい子」を借りられました!
もう何か月待ったことか・・・・ふぅ~~・・
それから桐野夏生さんの「ハピネス」読み終わったよ。
おもしろかったです♪
ママ友たちの嫉妬やら、女のややこし~い気持ちを書かせたら
やっぱり桐野さんは上手いな・・と思いました。

桜の下でゆっくり読書を楽しみたいな。
食べて飲んでばかりじゃなくねっ(笑)
Commented by nyanko4116 at 2013-03-25 00:00
>のんのんママさま
『お久しぶりーふ』というフレーズを
耳にするのがとっても久しぶりな気がする・・・(笑)
のんのんちゃん、元気になられて
本当によかった♪

『噂の女』、これはもう
日本全国津々浦々、色香の足りぬ女性たちの天敵ですな!(笑)
しかし・・・男って~のは、もう本能で
壇蜜さんみたいなのが大好きにできてるんですね(笑)

『ハピネス』面白そうだよね!!
私も早く読みた~い。
Commented by カビゴンパパ at 2013-03-31 12:41 x
糸井美幸・・・ボトル代は別で客単価7,000円程度の
接客業のチーママだと行きやすくて良いのだが・・・
 
 にゃんこさんの仰るとおり♂はバカです。
但し臆病でもあるので全く勝算のない賭けはしないので
糸井の♀フェロモンに「誘われてクラクラ」も各々不幸に
なってしまうのですな。
本日の教訓「君子危うきに近寄らず」かな!!
Commented by nyanko4116 at 2013-04-01 19:23
>カビゴンパパさま
なんかもうね、糸井美幸にだまされて
浴槽で溺死体になって浮かんでいる
貴方の姿が目に浮かぶようです。
ま、それもまた人生ってことで♪

・・・そんなことより、
コメントなんて書いてないで
早く荷物片付けて!!
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by nyanko4116 | 2013-03-24 21:41 | 読書日記 | Comments(4)

今日も笑顔で♪


by にゃんこ
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