読書日記No.47

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テーブルに向ってにゃんこが座っていると、一目散にやってきて美味しい物がないか
すかさずチェック!!
残念でした。にゃんこは本を読んでいただけだよ~ん。






『暑い!』と言っては本を読み、『雨だ!』と言っては本を読み・・・
結局一年中が読書週間のにゃんこです。

では、本日の一冊目♪
奥田英朗 『ガール』
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面白い!とにかく面白いです。
作者の奥田さんは女性より女性の気持ちがわかってらっしゃる。

5つの短編に出てくる5人の主人公は、全員大企業でバリバリと働くキャリア・ウーマン。
気がつけば30歳を過ぎ、20代のお肌ツヤツヤの女の子達を見るにつけ
もう若いとは言えない自分の微妙な立場を思い知らされる。
会社の上司から日々理不尽な扱いを受けようと、健気に働く彼女達はとっても素敵です。
読んでいて、前向きに頑張る姿に励まされたりホロリとさせられたり。
かわいこぶって男の人の気を引こうとする若いOLを冷静に分析しているところなんか
『おみごと!!』と座布団二枚あげたくなっちゃいました。
読み終わった後、私もがんばるぞ~!と勇気と元気がわいてくる本でした。
オススメです。



姫野カオルコ 『ハルカ・エイティ』
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大阪・梅田・ヒルトンホテルの35階。
ティラウンジの窓際の席で、ひとりコーヒーを飲む女・・・
センスの良いスーツにハイヒールをはいたこの女性の年齢は
なんと81歳。

地図を片手に東京へも出かけるし、
ナンパしてくる60歳代のおじいちゃんと公園でデートしてみたりもしている。
このおばあちゃん、いったいどんな人生を送ってきたの?!・・・と思った人は
ぜひこの本をお読み下さい。
とても魅力的に、作者の姫野さんの伯母であるハルカの半生が描かれています。

ハルカ曰く、女は『1回女を手放してしまったら最後』なのだそうだ。
気がつくと かかとがガサガサにならないように
クリームを塗っているハルカさん。
(思わず自分のかかとを見てしまったわ!)
頭と心を柔らかくして、新しい物を頭から否定しない柔軟さがあれば
人はいつまでも現役でいられるらしい。
なぜ80歳過ぎても彼女が老け込まずハツラツと日々を過ごしていられるのか・・・
その答えがきっと見つかりますよ。



野島伸司『スコットランドヤード・ゲーム』
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『101回目のプロポーズ』『ひとつ屋根の下』『高校教師』と大ヒットを連発した
人気脚本家による小説です。
脚本家だけあって登場人物たちの会話はスマートでリズム感もあり
読みやすい本だと思います。
して・・・内容は。。。
多分作者は、最近巷で氾濫している
『大切な人が死んでしまって悲しいストーリー』に、一石を投じたかったのではないかと思いました。
人が死ぬ物語を書けばそれは悲しいに決まっている。
その死んでしまった人を思い続ける恋人を描けば、人々が感動するのは当たり前。
(たとえば 世〇の中心で・・・みたいな)
どうやって人を感動させるか真剣に考えている人たちにとって、
その手の手段は禁じ手・・・とまではいかなくても
あまりに安きに流される発想なのでしょう。
だからこの本では、
『死んでしまった恋人をず~っと思い続ける事』に真正面から戦いを挑んでいます。
5年も10年も一人で、死んでしまった相手を思い続ける事が幸せであるはずがないと。
本当に愛し合っていた二人なら、死んでしまってからでも
相手が本当に幸せになることをのぞんでいるはずなのだと主人公は言うのです。

あ!でもこの本はそんな理屈っぽいお話ではないですよ。
とっても おっしゃれ~でロマンチックな物語です。
ちょっとホロ苦なラブストーリー、お試しアレ。



三崎亜記 『バスジャック』
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ぴよちゃんのオススメで手に取った本です。
読んでビックリ!あ~。。。おもしろい(涙)
ショート・ショートといえるくらい短い話から中篇に近い短編まで。
バラエティにとんだ話がぎっしりつまっています。
最初に出てくる話『二階扉をつけてください』を読んで、これは
星新一の再来だと思いました。
表題作の『バスジャック』はとても面白いのだけれど、
途中でオチが見えてしまうところがちょっと残念。
聞けばこの本は彼女のデビュー2作目だとか。
すごい才能だわ。
是非小説すばる新人賞を受賞したという、デビュー作も読まなくっちゃ!



・・・というわけでお次は三崎亜記のデビュー作『となり町戦争』です
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ある日突然、となりの町と“町の事業としての”戦争が始まってしまう。
目的も闘う意義もわからないまま、いつまでも見えてこない戦争の形に
主人公は大いにとまどう。
お隣の国から突然ミサイルが飛んでくるというタイムリーな時期に読んだこともあいまって、
面白く読めました。
ただ、にゃんこの感想は2作目の『バスジャック』の方が面白い。
話が長いため、途中間延びしてしまいスピード感に欠ける感じがしました。
この同じ題材で短編を書いてみたらもっと面白くなるんじゃないかなぁ。
今後に期待です。
Commented by ちょび姉ちゃん at 2006-07-19 22:17 x
お久しぶりです。

にゃんこさんって、本当に本が好きですね~。(私も好きだけど)
この前書いた「風の王国」、3巻までしかもってなかったんですが、
4巻手に入れました。

私も、時々にゃんこさんみたいに
本の写真のせようかな。
Commented by のんのんママ at 2006-07-19 23:23 x
にゃんこさん、ただいま!
帰ってきたら読書日記!にんまり~。
で、↑久しぶりのちょび姉ちゃん!(もうすぐ夏休みだね~)
にゃんこさん、留守中にコメント残してくれてたから、京みやげ配ってるのよ!
まずはみっちょの大好きなバイカルのシュークリーム!
バイカルは左京区下鴨に本店がある京都の老舗の洋菓子屋さんでーす。
つぎは、鶴屋吉信の柚餅!
これ京都では「ゆず」とは読まずに「ゆう」って読むのよ。「ゆうもち」
それから、三年坂の七味屋さんの七味!
みっちょ家はずっとコレです。他のはつかえないよ~。
風味がいいんだ!
どうぞ目を閉じて味わってね~~!
あと、にゃんこさんは雑貨も好きだから
祇園祭りの鉾のレプリカも持ってきたよ!
心の中に飾ってね~~!
いっぱい担いできたから、重たかったよ~。
Commented by nyanko4116 at 2006-07-21 16:53
>ちょび姉ちゃんさま
はい。そうなんです。
物心ついたときから家の中で本ばかり読んでいました。
何しろ将来の夢は“本に囲まれて暮らす事”でしたから。
ちょび姉ちゃんも本好きだから、是非読書日記のせてみて下さい。
他の人がどんな本読んでるのかってすご~く見てみたいわん♪
Commented by nyanko4116 at 2006-07-21 16:57
>のんのんママさま
お帰り!!&おみやげいっぱいありがとう♪
(重かったでしょ)
京都は美味しい物がいっぱいでいいよね~。
おお、シュークリームと柚餅でお腹一杯だぁ。
ご馳走様でした♪
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by nyanko4116 | 2006-07-19 18:41 | 読書日記 | Comments(4)

今日も笑顔で♪


by にゃんこ
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