読書日記No.55

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クリスマスプレゼントに欲しいもの。。。
たとえば、こんな花がもっと接写で撮れるマクロレンズ。
(今のレンズではこれが限界・・・)




本格的な寒さがやって来ました。
ヒーターの前で、紅茶片手にする読書は人生最大の幸せのひとつです。

では、久々の読書日記はじまりはじまり~。

1冊目・・・三浦しをん 作 『まほろ駅前多田便利軒』
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第135回直木賞受賞作品。
初めての作者なので、まずは三浦しをんさんについて少々調べてみる。
今年でちょうど30歳、早稲田大学出身でちなみに女性でした。
この本面白いです!
おそらく町田駅前がモデルと思われる“まほろ駅前”で
便利屋を営む多田さんのお話。
チワワを愛する見た目ハードボイルドな多田さんと
これまた風変わりな居候の行天クン。
そっけなくて不器用な二人の心の交流がとっても暖かいの(ポッ)
とても面白かったので同じ登場人物で是非続編が読んでみたいです。
『愛情というのは与える物ではなく、愛したいと感じる気持ちを
 相手からもらうことを言うのだ』
・・・って、素晴らしい!オススメです。


2冊目・・・森絵都 作 『風に舞いあがるビニールシート』
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一冊目の『まほろ駅前・・・』と一緒に、直木賞を受賞した作品です。
児童文学のイメージがなかなか抜けなかった森絵都さん、
この作品で完全に脱皮しましたね(おめでとうございます!)
短編が6つですが、後ろに行くほど面白いです。
『この登場人物はこんな人ね・・・』と思って読んでいると
実は全然違う人だったりします。
そのへんに作者の気合いをとっても感じるので
ボヤボヤ読んでいてはいけません。
登場人物がみんな、不器用ながらも真っ直ぐ一生懸命に生きていて
読み終わったあと、むくむくと元気が出ている自分に気付きました。
前向きな気持ちになりたい時にオススメです。



3冊目・・・友納尚子『雅子妃の明日』
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これは、興味本位で書かれた本ではありません。
心の病に苦しむ一人の女性として雅子様をとらえた、とても真面目な内容でした。
雅子様・・・好きですワタクシは。
輝かしいキャリアに魅かれるのではなく、
なんだかいつも恥ずかしそうに、遠慮がちにしていた姿がとても印象的だったんです(元気な頃の話)
いつ頃からでしょう・・・TVで見る雅子様の笑顔がとてもこわく感じたのは。
無理して笑っていたんでしょうね。
こわばった顔に貼り付けたように必死で笑おうとしていた口元。
今思えば痛々しい笑顔です。
同じ民間からのプリンセスでありながら、もうお一方は
あっという間に皇室に溶け込み、しゃべり方立ち居振る舞いのみならず
お顔まで姑そっくりに変えてしまうほどのできの良さ。
気苦労は山ほどあっただろうにそれを微塵も感じさせない今のお姿。
(しかも男子出産まで果たす!)
それにくらべて雅子様の、この要領の悪さを私は愛さずにいられません。
不器用にも前向きに、一生懸命病気を治そうとしている雅子様。
もうバッシングはやめてみんなで応援してあげましょ。


4冊目・・・萩原浩 作 『明日の記憶』
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50歳で若年性アルツハイマーにかかってしまったサラリーマンのお話。
渡辺謙主演で映画化され、大ヒットしました。
私も映画館で見てとても感動したのですが、映画を先に見ておいてよかった!
原作を先に読んでいたら、映画にちょっとだけがっかりしちゃってたかも。
(それくらい原作は素晴らしいです)
年をとって残された時間は減っていくかわりに、大切な思い出や記憶は増えていく。
でもこのアルツハイマーという病気は、
その生きた証である思い出を奪い取っていくばかりか
自分にとってかけがえのない大切な人の顔さえもわからなくなり
最後は人格さえも奪われてしまうのです。
自分が自分でわからなくなっていく恐怖というのはとてつもないものだと思います。
願わくば、自分の人生の終わりは
生きてきたたくさんの思い出と大切な人との記憶をしっかり持ったまま迎えたい。
こんな悲しい病気を治す薬が、一日でも早く開発されることを祈ります。
とても心に残る良い本でした。オススメです。


5冊目・・・石田衣良 作 『眠れぬ真珠』
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この本の帯にはズバリ
『愛は経験じゃない。恋は若さじゃない。』
ク~、さすがだ。
主人公は更年期障害に苦しむ45歳の女性。
ところがこの女性17歳も年下の男性と恋におちるのさ!
なんてったってこの女性、ずば抜けた美しさと知性、教養を兼ね備えた
アンビリーバボーな人なのだ(しかも職業は売れっ子版画家)。
女性としてすべてが終わってしまったと悩む時期に
こんな幸せな恋愛ができたらすごいことだわねぇ。。。
衣良さんが書く恋愛物を読んでみたいと思っていたのでちょうど良かったんだけど
衣良さん、色っぽい話はイマイチかも。


6冊目・・・山田宗樹 作 『天使の代理人』
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マイ・ブームの山田さん。今度の本のテーマは「人工中絶」です。
一歩間違えれば、暗くて重い世界になりそうな話を
真面目だけれど前向きに描ききっています。
いつも山田さんの本を読むたびに思うのだけれど、
この人本当に男なんだろうか?
そう思わせるくらい女性の気持ちを書くのがウマイ!
手垢のついた言い方だけれど、命の重さについてとても考えさせられました。
最初の手術のシーンが卒倒しそうになるくらい生々しいのだけれど
そこをなんとか踏ん張って読み進んでみて下さい。
すごくいい本でした。オススメです。


7冊目・・・壇れみ 作 『冷たい熱帯魚』
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現役の銀座高級クラブのホステスである作者が、
銀座高級クラブのホステスを主人公に書いた小説です。
そういう設定からしても、どうしても
『これって実話~?!』と思ってしまうようなリアリティにあふれています。
知らない世界を覗き見する楽しさを味わえますよ。
それにしても・・・どんな職業でもその道を極めるには
血のにじむような努力と忍耐が必要なのね・・・。
この本を読んでわかったこと。
アタシにホステスは絶対つとまらない。
「誘ってきた嫌いな男に嫌いだと思わせないように、
むしろ気があると思わせつつきっぱりと断る」なんて神業
とてもじゃないけどできませぬ。
Commented by のんのんママ at 2006-12-08 22:55 x
わーい!読書日記!
元気になります!
またまたたくさん読まれましたね~。
明日の記憶、良かったですよね!みっちょもそう思いました!
陶芸の先生から、お金を騙し取られるところは、人間としてすごく辛い思いがしたなぁ・・
悲しい病気ですね・・・
パパのことをつい心配してしまいました。
天使の代理人、読まれたのですね。
みっちょも、これ読んで、山田宗樹さんのまた新しい魅力を感じましたよ。
あとのは読んでないけど、また図書館に行ったら、探してみるわね!
あ、みっちょもホステスにはなれないでしょう(笑)
Commented by nyanko4116 at 2006-12-09 18:59
>のんのんママさま
そう、「明日の記憶」の陶芸の先生。。。あれは辛かったですねぇ。
(映画では木梨憲武がやっていました)
カビゴンパパも主人公と同じ50歳。やっぱり私も心配になっちゃいました~。
(私は元からボケてるから大丈夫だといわれている・・・)
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by nyanko4116 | 2006-12-08 19:01 | 読書日記 | Comments(2)

今日も笑顔で♪


by にゃんこ
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