読書日記No.56

f0065768_17211376.jpg

ぴよちゃんとウッキー君の新しいお茶碗と湯のみ。
年末にアフタヌーンティーで見つけました。






その数日後、初売りに行ったところ
同じものがセールになっているではないか。。。。( ̄□ ̄;)!!
見なかったことにしよう。

さて、今年初の読書日記です。
久々の日記更新なので、年末年始に読んだものの中から選りすぐってみました。


一冊目・・・三浦しをん 作 『風が強く吹いている』
f0065768_1733498.jpg

感動でした。ものすごく。
久しぶりに爽やかで胸が熱くなる小説を読みましたわ。
たった10人で箱根駅伝を目指す陸上部員たちの物語です。
ちょうどお正月のTVで、箱根を走っている選手を見ながらこの本を読むというまたとない幸運。
何ヶ月も前に図書館に予約した本がこのタイミングで届いたことに感謝しましたわ。
(いつもは、遅い!!とか怒ってるくせに・・・)
この上なくリアルな状況下、ハラハラドキドキ感を味わいつつ読み進めました。
駅伝が題材ですが、この本は決して汗臭いスポ根ものではありません。
こんな爽やかな大学生っているのかなぁ・・・と思ってしまうくらい
かっこ良くていいヤツばかりがズラリ10人揃って、
ギャグあり、涙あり、ちょっぴりの恋心ありの青春模様を見せてくれます。
私の場合読んでいるうちに、この10人がみんな自分の息子のように可愛く思えてきて
ド~ンと押し寄せる感動で、最後は涙・涙でした。
おすすめです。ぜひ!



2冊目・・・よしもとばなな 作 『ひとかげ』
f0065768_17512389.jpg

よしもとばなな初期の作品『とかげ』を本人がリメイクしたものです。
その昔『とかげ』を読んでもイマイチ理解も感動もできなかったアタシ。
10年ぶりの再会にちょっとドキドキしながら読んでみたところ
もうびっくり。感動しちゃいました。
こんなに切なくて優しい話だったのか。。。
この10年で、アタシも色々苦労を重ね成長したのねぇ(*´Д`)=з
と、自分の読解力が目覚ましく進歩したことを喜んだのもつかの間
すぐにそれは大いなる誤解であることが判明したのでした。
『ひとかげ』の巻末にのっている『とかげ』を読んだところ
その表現力の違いにびっくり!
10年の間に目覚ましく進歩していたのは私ではなく、ばななさんの方でした。
『とかげ』の頃の「わかる人にだけわかればいい・・・」といった感じの文章が
『ひとかげ』ではとても丁寧に情緒豊かに描かれていました。
これまたオススメですぞ。是非読み比べてみてください。



3冊目・・・夏樹静子 作 『見えない貌』
f0065768_18174760.jpg

こちらは久々の長編推理小説です。
「メル友に会いに行く」と言い残し姿を消した娘。
その娘の行動をたどるうちに、
母は自分には決して見せることのなかった娘の本当の姿を見つけていきます。
「出会い系サイト」がらみの殺人事件で、ありきたりのお話かと思っていたら
そこは夏樹さん、ちゃんと伏線は張ってありました。面白いです。
淋しさや心の隙間を「出会い系」で埋めようとする人たち。
そんなことで本当に淋しくなくなるんだろうか。
バーチャルな世界にぬくもりを求めるのはやっぱり無理なんじゃないかなぁ。
物語の舞台となっていたのが以前住んでいた新百合ヶ丘だったこともあって
駅前の描写なんか「お~!懐かしい~」という楽しみもありました。
長編だけどあっという間に読めます。これまたオススメです。



4冊目・・・川上弘美 作 『ハヅキさんのこと』
f0065768_18202952.jpg

川上さんは大好きな作家さんの一人です。
(たぶんBEST3に入る)
川上さんの文章を読んでいると、自分の基本形に戻れるような気がします。
(なんだかんだとかっこつけてみても、元々はこうだよなぁ。。。みたいな)
以前とっても気が合う友人におすすめ本として川上さんの本を紹介したら
『何が面白いのかさっぱりわからなかったわ~』と言われ
たまげたことがあります。
この短編集も“川上弘美”が好きか否かの踏み絵になる小説だと思います。
特別大事件が起こるわけでもなく、淡々とした日常を切り取ったお話ばかりです。
好きな人(つまり私)にとっては、心にじわじわ効いてくる幸福感がいっぱいつまっています。
淋しいけれど幸せ。ひとりぼっちだけどあったかい。そんな感じ。
ちなみにぴよちゃんの感想は
『な~んにも起きない本だねぇ』でした。
うん、うん。それでいいのだよ。
本の価値なんて自分の感性で決めればいいんだから。
ということで、私的には非常にオススメなのですが
もしかしたらすごく退屈な本かもしれませんので、御注意下さい。


5冊目・・・小川洋子 作 『海』
f0065768_1834292.jpg

この人も『MY BEST 3』に入るくらい大好きな作家さんです。
(あら、あと一人でBEST3が揃っちゃうじゃないの)
これまた短編集でうっと~りするほど素敵な小説ばかりです。
映画化された『博士の愛した数式』とシンクロする世界観で書かれています。
『博士の・・・』は数字の美しさを表現していましたが
この本の中のは漢字の美しさをトツトツと語るお話が出てきます。
やわらかくキラキラした文章は心をとても穏やかにしてくれました。
4冊目同様、私には☆5つでしたが、スリルとサスペンスとはどこを探しても無縁です。
そんな感じでこれもオススメ。



6冊目・・・(ちょっと毛色の変わった本を)天谷これ 著 『都会の犬はたいへんなのよ!』
f0065768_18445519.jpg

これは犬のしつけ本ではなく、飼い主をしつける本です。
ろくチンとお散歩をしていると、道路でも公園でも
あっちこっちに始末されていないフンがあって、情けなく思ったりすることたびたび・・・
犬のしつけと同じに、飼い主をしつけることも大事ですね。
この小型犬ブームの中、著者が飼う事にしたのは
しつけが難しいことで有名な秋田犬!(しかも大都会のマンションで)
散歩の途中や公園で出会う大型犬VS大型犬の攻防や
(流血騒ぎが普通に起きる)
小型犬を見る大型犬の飼い主の気持ちもよくわかって、とても面白かったです。
(大型犬の飼い主である著者は、散歩中に小型犬がシッポをふって近づいてくると、『死にたいのかコラ~、噛み殺されっぞ~!』と思っているらしい)
大型犬を都会で飼っていることで起こる、様々なご近所とのトラブル満載。
(著者は『ケンカ上等!』タイプなのでとっても面白い)
犬を飼っていても、自分の犬以外の犬種のことは意外と知らないもの。
大型犬の飼い主の悲哀を興味深く覗き見させてもらいました。
Commented by のんのんママ at 2007-01-14 00:31 x
昨日実家から帰宅しました。
で、来てみたら読書日記だー!わーい!
今回はまだ読んだことないものばっかりでした!
夏樹静子さん、最近読んでなかったなぁ。
これは是非読まなければ!図書館でチェックしてきます!
みっちょは今、谷村志穂さんの「海猫」を読んでるの。
前に図書館で借りたものの、読めないまま期限がきちゃって
泣く泣く返却したので、文庫買って読んでます。
なかなかおもしろいです。ちょっと話に引き込まれてます。
「都会の犬は大変なのよ」おもしろそう!
のんは、大型犬にもすぐ寄っていくから、きっと迷惑かけてるんだろうな~。
たしかに大型の子の方が、緊張するだろうね。
Commented by nyanko4116 at 2007-01-15 15:42
>のんのんママさま
みっちょさんお帰りなさい♪
さっそく遊びに来てくれてありがとう。
『海猫』って映画化されたよね~。
夫役が佐藤浩市だったので見たいなぁ・・・とおもったんだけど
薫が伊東美咲なんで止めたんだった。。。(←特に深い意味はないです)
長い話だけど面白いよね!!
『都会の犬は・・・』は主人公が近所の人たちとケンカばっかりしていて
おもしろいです。
作者は港区在住っぽいんだけど、
あの辺は変わった人が多いのだろうか?
・・・などと変に勘ぐってしまいました(笑)
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
by nyanko4116 | 2007-01-13 19:08 | 読書日記 | Comments(2)

今日も笑顔で♪


by にゃんこ
プロフィールを見る