読書日記No.57

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大好物のピエール・エルメのマカロン。
ぴよちゃんが塾の帰りに買ってきてくれました。ありがとです。
6個入りだから、一日に一個ずつ二人で食べようね♪
このマカロンに関してだけは、カビゴンパパとウッキー君の分はないのだ
(きっぱり)





この時期無意識ながら集中力が散漫になっているようで
おのずと選ぶ本も軽目な本に偏っています。
どんな本を選ぶかって、その時の精神状態が素直に出ますね。


まずは一冊目・・・と二冊目もいっしょに。
さくらももこ 作 『ひとりずもう』 『おんぶにだっこ』
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『ひとりずもう』は小学校高学年から短大までの青春の日々を、
『おんぶにだっこ』は最初の記憶があるという2才半から小学校低学年までを振り返って書いた自叙伝です。
『ひとりずもう』⇒『おんぶにだっこ』の順に出版されたので、私もその順番で読んでみました。
ももこさん本当に文章がうまい!もしかして本業のマンガよりも上手なんじゃなかろうか。
『ひとりずもう』はムフフ・・・と笑える話にはじまり、ももこさんがマンガ家という夢に向かって歩き始める最後までとても楽しくももこワールドが満喫できます。
そして次に続く『おんぶにだっこ』でもうワタクシ圧倒されてしまったのです
ももこさんの心からの思いを書いた文章に。
ももこさん自身もあとがきで書いていますが、この本には「言葉にはしにくいけれども
とても大切な何か」が詰まっています。
ちっちゃかった頃のことを思い出し、何度も悲しくなって涙が出たそうです。
すっかり忘れていたけれど、たしかに子どもの頃って
ただただ幸せに過ごしていたわけでなく、周りにわんさか恐怖や不安が渦巻いていたんだったわ。
例えば・・・私の場合は、飛行機が空から落ちてきたらどうしようとか、通園バスが満員でイスに座れなかったらどうしようとか。。。
自分はこんなに心配なことがいっぱいあるのに、どうして他の子たちはあんなにノー天気に遊んでいられるのだろうかと、タメ息をついていたっけ(イヤな子)。
ももこさんが初めて自分の心の声を聞いた場面では、
『あ!ワタシもそうだった!!』とまったく今まで思い出すことのなかった子どもの頃の記憶まで甦り、しばし感動したりして。
まさかさくらももこのエッセーでこんなに心震わす日が来るとは・・・(ゴメンなさい)
『おんぶにだっこ』最後の二つのエッセー『上松君のランドセル』と『松永君をぶった』は絶品です。
『第1回にゃんこのココロエッセー大賞』を贈りたいくらいです(いらないだろうけど)
おすすめです。



三冊目 『ひきこもりからの出発』 横湯園子 著
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北海道の大学でカウンセラーをしていた著者が出会った
あるひきこもりの青年とのカウンセリングリポートです。
ひきこもりとなってしまった原因を探るため、何度も何度も繰り返されるカウンセリングは
真っ暗な中カウンセラーと患者が寄り添って、道なき道を探しているかのようでした。
長い長いカウンセリングの結果、この青年が引きこもってしまった原因は
小学生のときにたった一週間、教室で起こったことであることが発覚します。
7年にも渡るひきこもりの原因が、どこの教室にでもあるようなことだったので
読んでいて愕然としてしまいました。
もしそのとき、少年の辛い気持ちにちょっとでも気付いた人がまわりにいたなら
こんなひきこもりは起きなかっただろうに。
大人として子どもの心に寄り添う大切さを遅まきながら痛感しました。




四冊目・・・浅田次郎作 『お腹召しませ』
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江戸時代から大政奉還後にかけての侍達を主人公に、擬江戸時代調の言葉で綴られる
短編時代小説(?)です。
現代版の小説に飽きたときに読んでみて下さい。
主人公達の人情話や侍魂がとてもシュールに描かれていて面白いです。
昔の人とは言え同じ人間、お家の為と言われても、切腹なんてしたくないだろうなぁ・・・と切腹の場からスタコラサッサと逃げ出す主人公に痛く共感。
作者がどうしてこの短編を思いついたのかという裏話も小説の前後にチラホラ出てきて面白くよめました。



五冊目・・・小路幸也 『キサトア』
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この小説の世界、大好きです。
海に面したきれいな町、そこに住む個性豊かで素敵な人たち
(今にも魔女のキキがほうきに乗って飛んで来そうだわさ)
『ここに住みたい!』
読み終わったあと、どうしようもなくそう思いました。
エキスパートと呼ばれる不思議な能力を持った人たちが、人々から厚い信頼を受けて暮らす世界。
まぁ、ファンタジーと言っちゃえばファンタジーなんですが
私的に真ん中直球ストライクな作品でした。
『魔女の宅急便』が好きな方、ぜひ読んで見て下さい。



六冊目・・・辻信一 監修 『ハチドリのひとしずく』
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火事で燃え上がる森の炎を、くちばしで水を一滴ずつ運んで消そうとするハチドリ。
動物達に『そんなことをしたって一体何になるんだい?』と笑われて答えます
『私は、私にできることをしているだけ』

。。。と、たった三行で説明できてしまうくらい短いお話だけれど
なんかものすごく大切な物がつまってますよね。
もともと南米のアンデス地方に住む先住民族キチュアに伝わる民話だそうです。
今直面している地球温暖化という、とてつもなく大きな火事に
自分はどんなひとしずくを落とす事ができるのか考えてみようと思いました。
・自動販売機の利用を止め、水筒を持ち歩く
・ペーパータオルは使わず、ハンカチで手を拭く
などなど、この本にはすぐにでも実行できるひとしずくがたくさん紹介されています。
20分で読み終わるのに内容はしっかりしてるので、
8月31日午後9時頃宿題の読書感想文が終わってない人にオススメしたい本です。



七冊目・・・『あなたに逢えてよかった』新堂冬樹 作
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“絶対面白いよ!”と友人にすすめられ図書館に予約をしました。
本を受け取りに行って職員の方から『はい、どーぞ』と差し出された瞬間
「しまった(((゜д゜;)))!・・・・」
スウィートな表紙にピンクのバラ、そしてこの題名『あなたに逢えてよかった』:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
別に恥ずかしがることはないんですが、なんか恥ずかしかったのさ。(キャラ違うし)
主人公の女の子が男の子の前ですぐに顔が真っ赤になっちゃったり
やたらと身の回りで交通事故が起きちゃったり。。。。のたうちまわりながら読み進めると

おもしろいんだこれが( ̄▽ ̄)b

ロマンチックを母の胎内に置き忘れてきたと言われる私にも楽しめたのだから
さぁ皆さんも勇気を出してご一緒に。
少女マンガ的面白さの王道を行くおもしろさですよ。
Commented by のんのんママ at 2007-01-29 18:39 x
にゃんこさん、いつも感心するんだけど、ハイペースで読んでますね~。
今回は、ユニークなチョイスだねー。
さくらももこさんのは、前~に「もものかんづめ」を読んだなぁ。
読みながら、まるちゃんの声が聞こえてくるんだよね~(笑)
<ロマンチックをお母さんの胎内に忘れてきた>って(笑)
そうなのかぁ?にゃんこさんの声の雰囲気は、めっちゃロマンチックだけどなぁ。
でも、新堂冬樹さんって、いろんなジャンルの本を書かれるよね!
優しい小説を書かれるかと思ったら、極道物やサラ金ものなんかの
裏社会を描いたものとか・・・
「今回は闇社会のだー」って時は、顔つきまで変わって書かれてるのかな?(笑)
器用な人だなーって、いつも思ってるの。
みっちょは本日、荻原浩さんの「噂」を読み終えました!
荻原さんには珍しい「刑事もの」なんだけど、おもしろかった!
ラストがちょっとビックリなの。
「え?なに?そういうことなの?」って・・あれ、ちょっとショックだったなぁ。
Commented by ma-ko at 2007-01-29 20:49 x
おひさしぶりです。

今日ろくチンとママが散歩してました。お昼過ぎ。
ママは例の眼鏡で髪をバレッタで留めてました。

実は友人の車に乗っていたら、にゃんこさんの姿を発見したの。車を降りてから必死でにゃんこさんたちを追ったのだが・・・すでに見失ったのだ。

にゃんこさんイメ-ジはチェンジせいこうしてますな。
Commented by nyanko4116 at 2007-01-30 16:11
>のんのんママさま
やっぱり活字中毒って言うんでしょうかね。。。
自分でもいったい一年に何冊読んでるんだ?って思ったりします。
ももこさんの「おんぶにだっこ」は今までのエッセーと違って
『あ~面白かった!』では終わらない本でした。読んでよかったです。
ロマンチックね~。。。その点で言えば私の声はほぼ詐欺だと言っていいでしょう(笑)
新堂さんに関しては私も読むたびに??と感じていました。
あの砂漠の薔薇を書いた人と同一人物とは思えないスウィートな物語!
ホント器用で守備範囲が広い方です。
『噂』みっちょさんの好きな刑事物なんですね。
私も読んだ事ないので予約してみます。
『ショックなそういうこと』にとっても興味があるので(ワクワク)
Commented by nyanko4116 at 2007-01-30 16:19
>ma-koさま
まぁ( ̄□ ̄;)!!そうだったの?!
いつもボ~ッと散歩してるから気がつかなかったわ~。ごめんね。
メガネをかけたら、ひょっとして誰も私だって気付かないのでは?!
・・・とか妄想してたんだけど、
みんなちゃんと気がついちゃうの:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
ちょっとがっかりな今日このごろなのでした(笑)
Commented by ma-ko at 2007-01-30 21:39 x
にゃんこさんって、わかったのはろくチンがいたからでしゅ。

見事なイメチェンでしたぞよ。
Commented by のんのんママ at 2007-01-30 22:57 x
今日、図書館行って「あなたに逢えてよかった」借りてきたよー。
夕方から、読み始めてるよ。
最初の日記の部分は、ちょっと入れ込めないかな?っと思ったけど
だんだん調子づいてきましたよー。
Commented by nyanko4116 at 2007-01-31 20:47
>ma-koさま
ma-koさん、優しいコメントありがとうm(_)m
ろくチン連れて歩いてたら一発でわかるわよね~。
これからも益々変装に力を入れていきたい私です・・・(笑)
Commented by nyanko4116 at 2007-01-31 20:50
>のんのんママさま
そうですか!勇気を出して借りたのですね。
最初の日記読んだだけで主人公の男の子のたどる運命は推測がついちゃいますよね。
(そしてその通りになるんだけどさ)
最後の方はよくあるパーターンながら、けっこう『ほ~って』思えると思う。
・・・なんて言ってはみたものの、もう読み終わってたりしてね。
感想ぜひお聞かせくだされ。
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by nyanko4116 | 2007-01-29 16:39 | 読書日記 | Comments(8)

今日も笑顔で♪


by にゃんこ
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