読書日記No.63

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日々、ななチンのお世話を引き受けてくれているろくチン。
先日体重を量ったところ何と一ヶ月で300gの減!
どうやら育児やつれのようです。
苦労かけるねぇ・・・・。







本当は、ワタシがせっせとベビーチワワの世話をして
あわよくばダイエットしようと目論んでいたんですけどね。
ろくチンの献身ぶりには頭が下がります。

せっかくなので、ななチンのお世話はろくチンにお任せして、
ワタシはのんびり読書でも♪

では、1冊目・・・光浦 靖子 ・大久保 佳代子 著 『不細工な友情』
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光浦さんって、ピン芸人じゃなかったんですね(知らなかったわ)
お笑いコンビの相方である(らしい)大久保さんとの赤裸々すぎるトークが
手紙の往復という形式で展開していきます。
面白いです。読んで損はありません。
それぞれ東京外語大、千葉大文学部卒という才媛ながら
お笑いの世界に身を置くだけのことはあって、
普通だったら絶対に人にはのぞかれたくないような心の奥の方の気持ちまで
『さあ、笑って頂戴!』とばかりにむき出しになって読者に差し出しています。
世間ではその存在すら疑問視されている“女の友情”ですが
行くとこまで行くと、こんな形の絆が生まれるのかもしれないなぁと
ちょっと感動さえできてしまう内容でした。
おすすめです。


2冊目・・・伊坂 幸太郎 作 『終末のフール』
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伊坂さんらしいシュールな設定で、
重い内容の割に軽~い感じで楽しめる本です。

『8年後に隕石が地球に衝突し、地球は滅亡する』
・・・と発表されてから早や5年。
(つまり残された時間はあと3年)
仙台市北部のとある団地に住む人々のそれぞれの残りの人生の過ごし方が描かれています。
しかし・・・『○○年後に地球が滅亡します』って発表されたとしても
たぶん自分はあんまり動揺しないような気がするなぁ・・・(あくまでも推測だけど)
最後まで『そんなこと起きる訳ないじゃん!』って楽観主義を貫きたい。
そう、実は私ってば たとえ乗っていた飛行機が墜落しても、
『ワタシだけは助かるに違いない』
って、本気で思える人種です。



3冊目・・・角田光代 作 『Presents(プレゼンツ)』
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最近の角田さんの書く短編、本当に素敵です。
長編より短編の方が底力を感じる作家さんの一人ですね。
今回の短編集のテーマは『プレゼント』
人はいったい一生のうちにどれだけの数の贈り物を受け取っているんでしょう。
人が生まれて初めてもらうプレゼントである“名前”。
初めてそれを手にしたときの事をほとんどの人が覚えているであろう“ランドセル”。
そんな忘れられないプレゼントにまつわる12のお話が収められています。
どのお話も素敵でしたが、最後に出てくる老女のエピソードはピカイチでした。
ただ一つ残念だったのが、それぞれの小説に添えられているカラーの挿絵が
角田さんの小説には色彩が明るすぎてミスマッチだったこと。
絵単体ではとても素敵なだけにちょっと残念に思いました。
でもオススメですよ(特に女性に)。是非読んでみて下さい。



4冊目・・・秋元康 作 『象の背中』
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これが男のロマンなのか・・・?
中年男性から圧倒的支持を受けているらしいこの小説、
申し訳ないが『フンッ!( -.-)ノ』って感じだわさ。
主人公の男性は肺ガンで余命半年との宣告を受け、
過去に思いを残している相手(初恋の人、妊娠させてその後別れた女性、付き合っていながら身勝手に捨てた恋人、などなど)に会いに出かけます。
会いに行った女性たちは皆、揃いも揃って
心の中で今でも主人公の事を思い、生涯忘れられない大事な人になっちゃったりしている。
バッカじゃないの( ̄皿 ̄)!
逆立ちしたってそんなことあるわけないじゃん(少なくともワタシは)。
そんな酷い事されて別れた男のことなんか、その辺で野垂れ死にしてたって悲しくも何ともないですわ。
(・・・って言うか、死ぬ前になってノコノコ現れないでくれ)
でも・・・これって男の妄想であり、きっとありえないからこそのファンタジーの世界なのよね。
そういう意味では面白い小説なのかも。
(カビゴンパパも感動してたし)
興味のある方は是非読んでみて!、そして感想をお聞かせ下さい。



5冊目・・・酒井順子 著 『駆け込みセーフ?』
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『負け犬』ブームの生みの親である酒井さん、
相変わらず痒いところに手が届くエッセーを量産していらしゃる。
漠然と『なんだかなぁ・・・』と思っていた違和感を、
言葉にしてスッと差し出される爽快感はたまりません。
酒井さんのような鋭い感性には遠く及ばないけれど、
“好き・嫌い”・“許せる・許せない”の基準が似通っているのか
読み終わったあと、気の合う友人と居酒屋トークをした時のような満足感が味わえました。
これもオススメです。



6冊目・・・筒井 ともみ 作 『うつくしい私のからだ』
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女性の様々なパーツ(髪・爪・足・舌・うなじ・・・などなど細部にわたる)にまつわる20のお話。
どれもがちょっと切ないお話なのは
それぞれの主人公が様々な身体のパーツにコンプレックスを感じていたりするから。
それでも自分の身体だから、大切に慈しんでいこうとする彼女達がとても素敵です。
それにしても、エクボでさえもコンプレックスになってしまう乙女心って
複雑ですよねぇ。。。
よく言われることだけれど、『コンプレックスを魅力に変える』って
自分を好きになる一番の近道みたいですね。
ちょっと風変わりで面白い本でした。
Commented by のんこ at 2007-06-02 08:51 x
相変わらず、
読みたい本ばかりが「積ん読」状態のワタシ、
にゃんこさんのおすすめ本は「目の毒」モノです(^^)
光浦さんってNHKの教育番組にも出てたりして、才媛なんですよね。
とっても興味が沸きました。
「象の背中」、全く違うけど「黒革の手帖」の男性版?!
にゃんこさんこそ、
「これはぜひ読んでみたいわ~」と思わせてしまう文章で、
簡潔にその本のことが解説されていて、
いつかどっかで小説の最後に解説なんか書いてしまうんじゃないですか?
またまたワタシの本棚に「積ん読」本が増えそうです^^;
Commented by のんのんママ at 2007-06-02 19:28 x
ご無沙汰しちゃった!
新しい記事がアップされたらコメしようと待ってたら読書日記がきた~~♪
にゃんこさん、相変わらず早いペースで読んでるね~。
今回はどれも読んだことなしでした。
みょ~に気なるのは「不細工な友情」
三浦と大久保の(呼び捨て・笑!)おかしな友情話なのね!
チョー下品なお笑いネタなどやってる彼女たちだけど
話してたらやっぱりバカじゃない。
ふ~んと思わせること言ったりするしね。
お笑いの人って頭のいい人多いよね。
で?何?「象の背中」?
私ね、秋元康氏自体が好きじゃないんだよねー。
そっか!その小説ってそんな内容なのか!
なんか男の都合のいいようにできた内容て感じ?
「うつくしい私のからだ」!これは是非読んでみたい!
コンプレックスを魅力に変えるって、実はすごーく難しいことなんだよね。
私の場合、コンプレックスはずーっとコンプレックスのまんま・・・
Commented by nyanko4116 at 2007-06-03 00:14
>のんこさま
読みたい本ってどんどん増えていっちゃいますよね。。。
せっせと読んでも次々読みたい本は世に出てくるわけで。
ある意味幸せですな。
私の場合積ん読にしておくと、読まないうちに図書館に返却しなくてはいけなくなるので
2週間のタイムリミット相手にある意味必死です(笑)
光浦さんの期待を裏切らないイジケッぷりはなかなか見事でした。
象の背中は、女性がらみ以外の部分は結構楽しめたんですけどね・・・
2冊とも是非積ん読の山に仲間入りさせて下さい♪

Commented by nyanko4116 at 2007-06-03 00:27
>のんのんママさま
ビッグイベント終了お疲れ様でした!
さっそく遊びに来てくれてありがとうございます。
私、光浦の相方の大久保さんて見たことないんだぁ・・・。
(ちゃんとTV出てるんだね!)
舞い込む仕事がみんな光浦ピンの仕事ばかりなので、
大久保さんはふだんOLさんをしているそうな。
なかなか面白い本でした。
そして『象の背中』は、その通り!男の都合のいいようにできた内容でした。
なにしろこの主人公、当然のように愛人もいるんだけど
この愛人さん、結婚も望まず、心から主人公を愛し、常に主人公の都合のいいように受け身。
妻も愛人の存在を知っても主人公を恨むことなく冷静に現状を受け入れ主人公にはありったけの愛を注ぐ・・・
秋元さん、このまま小説を書き続けたら
第二の渡辺○一の道をまっしぐらでしょうな。
ちょっと違った意味で面白いので、是非読んでみて!
Commented by カビゴンパパ at 2007-06-04 10:36 x
すみません・・・「象の背中」を借りてきてくれと言ったのは私です。
♂って中年になるとこういう妄想癖が出て来るようですね。
まっ実際はあり得ないのは分かっているけれど。
ニャンコさん一本槍のカビゴンより
Commented by nyanko4116 at 2007-06-04 18:11
>カビゴンパパさま
たぶん、ヨン様ブームも妄想のなせる業。
老若男女問わず、妄想と言うのは人間の生きる希望にもなるのでしょう。
いくつになっても綺麗なおねえさんが大好きな貴殿は
バイタリティーあふれる老人にきっとなれますわ♪
ワタシはひとり縁側で日向ぼっこをしながらお煎餅を食べる
枯れたおばぁちゃんを目指します。
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by nyanko4116 | 2007-06-01 22:25 | 読書日記 | Comments(6)

今日も笑顔で♪


by にゃんこ
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