読書日記No.72

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ぴよちゃん作、琉球ガラスの花瓶。
ぽってり丸くて なかなかいい感じ。





沖縄旅行の思い出の品。
ぴよちゃんの帰宅後、しばらくしてから我が家に届きました。
ダイニングに飾っているのですが
ちょっと、夏っぽいかな?
とっても涼しげなので、夏になったら大活躍してもらいましょう。

今月いっぱい春休みのため、読書にも熱が入ります。
DVDもいっぱい見れたし♪
でもそろそろ教科書を読んで予習を始めないといけません。。。
すっかり抜けてしまった勉強のリズムを取り返すのも
ひと苦労です(汗)

では一冊目・・・楊 逸 作 『ワンちゃん』
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この本を発見したパパが、
『お!犬の本か?』
と勝手に喜んでいましたが、大幅に違います。

第138回芥川賞の候補となったこの作品は、
来日して20年になる中国人女性が書いたもの。
時々、あれ?という感じの言い回しもありますが、
読み進むうちにそれがまた、いい味を醸し出して来るのです。

出版社の紹介文では、
『ユーモア溢れるデビュー作』となっていましたが
ユーモアよりもけっこう切ない感じかも。
自分を大切に生きることの難しい中国から
日本へ救いを求めてやってきた花嫁たち。
その行く末が幸せであるようにと願わずにいられませんでした。
ペラ~っとした感じの軽い小説に飽きたときに是非どうぞ。
しっかり人生を感じさせてくれる小説です。



2冊目・・・アリス・カイパース 作 『冷蔵庫のうえの人生』
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冷蔵庫の上に、何か貼ってありますか?
我が家の冷蔵庫には家族全員の予定が
びっしり書き込まれたカレンダーが貼ってあります。

この本は、冷蔵庫の上に貼られた
母と娘二人のメモ書きのみでストーリーができています。
もはや伝言板と化した冷蔵庫の上には
『牛乳を買っておいてちょうだい。明日は早く帰れます  母より』
『おこづかい置いてっておくれ。夜はデートです♪  娘より』
みたいなメモが毎日のように貼られます。
母子家庭で女医として働く忙しい母と、
勉強に恋に友情にと飛び回る娘の
すれ違い生活を結ぶ唯一の接点になっているのです。
『メモ書きのみの小説』という発想はとても面白いけど、
『涙が止まらない感動の一冊』
・・・という宣伝文はいくらなんでも言いすぎ。
さあ!お泣き!!と言われているのはわかるのだが
それはかなり無理な相談だ。
(ぴよとアタシ共通の感想)
それよりアタシは、どうして『冷蔵庫の上・・・』ではなく
『冷蔵庫のうえ・・・』という題名にしたのか気になって仕方がないぞ。




3冊目・・・最相葉月 著 『星新一~1001話をつくった人』
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星新一、
読書に縁遠い人でも、ショートショートの名手である彼の名を知らない人は
たぶん少ないでしょう。
『子どもが本をまったく読まないんだけど、何かいい本ある?』
と聞かれたとき、中学生前後だと
私はいつも星新一のショートショートを勧めています。
その星新一の一生を追った本がこちら。
本というよりも、なんだか大学の論文を読んでいるような気分になりましたが
膨大な資料を読み、多くの人に会い
ゆかりの地をくまなく訪ね歩いたであろう最相さんの情熱が
ひしひしと伝わってくる本でした。
星新一って、星製薬のお坊ちゃまで
やんごとなき方だったんですね。
(おばあちゃまは、森鴎外の妹だって)
髪を七三にびっちりと分け、きちんとスーツを着こなした写真は
撮影用ではなく、普段の星さんそのものだったようです。
(貴公子と呼ばれていたらしい・・・)
次々と作品を生み出さなくてはならない超人気売れっ子SF作家としての日々に、
いったいどんな苦労と苦悩があったのか、
興味のある方はぜひどうぞ。
(600ページ近くもある分厚い本なので、読み通すにはかなり根性が必要です)



4冊目・・・石田衣良 作 『夜を守る』
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上野のアメ横を舞台に、
4人の若者がガーディアンとして活躍するお話。
重すぎず軽すぎず、ほどよい感じの物語です。
魅力的な主人公たちが、今どきの日本を象徴するような事件
(ゴミ屋敷から外国人窃盗団まで)に巻き込まれても
物語の最後にはホッとできるはず・・・と信じて読める安心感は
衣良さんならでは♪
格差社会の中で もがく若者たちを見つめる衣良さんの目は
相変わらず優しくて、読後感もあたたかい作品でした。
おすすめです。



5冊目・・・『作家の犬』(コロナ・ブックス編集部)
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ころころと可愛い子犬たちを抱いて笑顔で写真に納まる川端康成。
決して愛犬を叱らずに、ゆったりと犬と暮らしていた菊池寛。
子どもの授業参観には出たこともないのに、
愛犬の品評会には喜々として出かけたという映画監督の黒澤明。
黒澤氏は撮影が終わったとたん、犬会いたさに
すっとんで家に帰ったとか。
愛犬と一緒に写真に写る作家たちは本当にいい顔をしていて、
そしてそれ以上に彼らに愛された犬たちは
みんな気高く、とっても穏やかな顔をしているのです。
井上靖、遠藤周作、林芙美子、池田満寿夫・・・
それぞれが愛犬と過ごした日々の姿を
家族や縁の人たちが文章で寄せています。
犬といるときは本当に幸せそうだったという作家たち。
怖そう~なイメージだった人(川端康成とか・・・)の違った一面が見えて
とても面白い本でした。
いつかカビゴンパパの会社の人たちにも、パパが
『イイコでしゅね~♪パパでしゅよ~♪』
とかやってる姿を見せたいものだ。
(それとももうバレバレか?)



6冊目・・・『文学問答』河野多恵子・山田詠美
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純文学を心から愛する二人の対談集。
文学賞の選考委員を務める二人ならではの、選考の裏話や
文壇のうちわの話など、とても楽しめます。
詠美姐さんが、河野女史を心から尊敬し
河野女史もまた、詠美姐さんの才能を高く評価し
語り合う二人の間の信頼関係が見えてくるようでした。
お二人の純文学に対する熱烈な想いを読みながら感じたのは、
アタシは文学好きではなく本好きなのだなということ。
エンターテイメントでもエッセイでも雑文でも
活字読めればなんでもいいし。
これからも濫読&乱読の日々を重ねていきたいものです。
Commented by のんこ at 2008-03-25 15:17 x
にゃんこさんの読書日記で評判の良い石田衣良さん。
我が家の愛読している新聞の日曜版で連載が始まってます。
以前、東野圭吾さんの「手紙」で、
読まなかったことをとっても後悔したので、
今は毎週読み逃さないようにとせっせと読んでいます。
読むと石田さんの顔が浮かんで仕方がないのですが(爆)。。。
Commented by nyanko4116 at 2008-03-25 19:14
>のんこさま
衣良さんの小説は決まっていい人ばかりが出てくるですが、
この世知辛い世の中(笑)小説の中だけでも
ホッコリとした気分が味わえるのはいいものです♪
衣良さんの連載ですか!
いいなぁ。
日曜日早起きできそう(笑)
そうなのよ~。
なぜか衣良さんの小説読んでると、
あのふにゃ~っとした脱力系のお顔が
頭に浮かんでくるのよね。。。
(どうして?)
Commented at 2008-03-26 16:51 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by nyanko4116 at 2008-03-26 20:01
>鍵コメさま
そうでしたかo(^-^)o
それは私に向かってだと思われます♪
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by nyanko4116 | 2008-03-23 18:01 | 読書日記 | Comments(4)

今日も笑顔で♪


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