読書日記No.73

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ちょうど一ヶ月前から始めたクロスステッチ、
今のところこんな感じです。






やりだすと止まらないんですよね、クロスステッチ。
いつも一日の家事が一段落してから始めるので
大体やりだすのが夜の10時過ぎ。
12時にはやめるぞ!と心に誓いながら
気がつけば時計は真夜中の2時3時に。。。
寝不足続きの今日この頃、
それでも本は読んでます♪



今日の読書日記、1冊目は・・・穂村 弘 作 『もしもし、運命の人ですか』
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もしもし、作者の穂村さん。
もしかしてワタシが、あなたの運命の人かもしれませんよ。
(んなアホな:*:・( ̄∀ ̄)・:*:)
だってあなた、この本に書いてあったじゃないですか、
『ボクはサル手(サル腕?)の人を見るとドキドキときめいてしまう』って。
自慢じゃないけどこのワタシ、
腕の関節が逆方向に曲がることに関してだけはちょっと自信があるんですのよ。
それに穂村さん、
あなた『ラ』行が上手く発音できない人がお好きとか?
ワタクシまさしく『ラ』行が・・・あ、ちがった。
ワタシが上手く発音できないのは『サ』行でしたわ。

・・・そんな手紙でも一筆したためてみたくなるくらい
あーでもない、こーでもないと
44歳にもなる大人の男は、理想の女・理想の恋愛について
熱心に語っています。
中身はほとんどどうでもいいようなことばかりなのですが
作者の妄想具合がおかしくておかしくて。
電車の中でうっかり読んでしまい、
『ニヤニヤ顔で本を読み、しかも時々プッと吹き出すイタイおばさん』になってしまいました。
(もしもし、穂村さん、
そんなイタイおばさんはお好きですか?)

参考にならないような恋愛話ばかりですが
面白いので、ぜひ読んでみてください。





2冊目・・・三浦しをん 『私が語りはじめた彼は』
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ある所にとっても気の多い、はた迷惑な大学教授がいまして、
彼にまつわる人々(妻・不倫相手・息子・義理の娘などなど)が
次々とリレー形式で、彼について語っていきます。
語る人によって、彼の性格や行動は違った面を見せるのですが
そのことよりも、自由奔放な彼の行動が
一見まったく関係がないと思われる人たちの運命までも
大きく翻弄する結果になっていることに興味を覚えました。
抜群の文章力と表現力、
いきなり物語の中に引き込まれてしまう、冒頭のショッキングな挿話など
やっぱりしをんさんの小説は面白い!
テンポもキレも良い小説で一気に読めます。
ぜひぜひおすすめの一冊です。




3冊目・・・松浦理恵子 作 『犬身』
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受験生のウッキー君はよく
『犬はいいよな~、勉強しなくていいんだもん』
とつぶやいたりしています。
ご飯を食べて散歩して、眠くなったらいつでも眠れて・・・。
ウッキー君の言うこともわからないではないですが、
じゃあ本当に犬にしてあげると言われてもやっぱり断りますよね。
この本は犬が大好きなあまり、本当に犬になってしまう女性のお話です。
憧れの人の飼い犬になれて、幸せいっぱいのはずの主人公は
普通の人間でいたら永遠に知ることはなかったであろう
飼い主の秘密や苦悩を次々と知ることになってしまうのです。
ときどき、我が家のワンコたちは本当に幸せなのかな?
と思うことがあるのですが
この本を読んで、飼い主が幸せで暮らすことが
ワンコにとっても幸せなんだなぁ・・・と思えてきました。
ちょっと憂鬱な顔をしていたり、声を荒らげたりすると
心配そうな顔で覗き込む我が家のワンコたちのためにも
日々穏やかに楽しく暮らしていこうと
改めて心に誓うのでした。
ワンコ好きな方はぜひ♪面白いですよ。



4冊目・・・朱川湊人 作 『スメラギの国』
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犬の次は猫のお話。
しかも化け猫の物語・・・。
怖いですよ~、これ。
読み終わってからというもの、街角で猫と出くわそうものなら
『ギャ!』と心の中で叫び声をあげてしまうくらい。
2歳くらいのとき、大きな猫に額を引っ掻かれて以来
猫が苦手となってしまったこのアタシが
何の因果か『にゃんこ』というニックネームでよばれるようになり
『にゃんこのココロ』などというタイトルのわりには犬がメインの
妙なブログまで始めてしまって早や幾年・・・。
いまだにやっぱり猫は苦手でございます。
(実はパパがろくチンを買ってきちゃうまで、ワンコも苦手だったのよ)
この本の不思議なところは、読んでいるうちに
猫が苦手な私までもが猫と言うものが愛おしく思えてくること。
(しかも化け猫なのに・・・)
怖さと早く結末が知りたいのとで、途中でやめられなくなってしまう難点はありますが
とても面白いです。
猫好きの方も、私のようにそうでない方にもぜひおすすめです♪



5冊目・・・重松 清 作 『ツバメ記念日***季節風 春』
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大好きな重松さんの短編集。
重松さんの得意分野である、ふるさと・年老いた両親への思い・家族の愛情が
情緒豊かにたっぷりと詰まってます。
ただ12の短編すべてが同じテイストで描かれているため、
一気に読んでしまうと少々胸焼け気味になってしまう恐れアリです。
どんなに美味しい食べ物だって続けざまに食べれば
食傷してしまうのとおんなじでね。
どうやらもともとこの短編は、一週間に一度
土曜日の夕刊に掲載されていたものらしい。
(どうりで・・・)
もし気長に一週間に一編ずつ、この短編集を読んだなら
涙とともに、とてつもない感動が味わえると思います。
(3ヶ月かかっちゃうけどね)
万が一一日で読破しちゃったとしても
それはそれなりに面白いですが。。。
いずれにしてもおススメです。


6冊目・・・桐野夏生 作 『メタボラ』
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面白くって一気読み!
で、読み終わったあとで
『ん?結局「メタボラ」ってなんなんだ?!』
調べてみると、どうも『新陳代謝』を表す言葉らしい。
な~るほど!新陳代謝かぁ。。。(納得)
朝起きて、普通に朝ごはんを食べて、出かける場所があって、帰ってくる家があって。
そんな当たり前のことが実は当たり前ではないんだなぁ・・・ということを
感じさせてくれる本でした。
何しろ主人公の青年は、お金も住む家もないばかりか
記憶喪失のため名前も自分の過去さえも持っていないのだから。
20ン年前、結婚したばかりの頃
自宅のトイレのトイレットペーパーがなくなって
びっくりしたことがありました。
『そうか!トイレットペーパーって、誰かが買って来なきゃなくなるんだ!』
使えばなくなるのは当たり前なんだけど
いつもトイレの棚にはトイレットペーパーがあって当たり前だと思って
生きてきた私には、そんなことが衝撃だったのでした。
この本は、ワーキング・プア、一家離散、ニート、請負労働者と
搾取されるばかりの若者の厳しい現実のオンパレードです。
この世の中に当たり前に与えられているものなんて
何一つないんだという現実が容赦なく迫ってきます。
いくら新陳代謝を繰り返したって別の人間に生まれ変われることなんてないわけで
希望を感じさせない終わり方にも圧倒されました。
沖縄が舞台の話なので、暗いテーマにもかかわらず
どこか陽気な風が吹き込んでくるような小説です。
おすすめ♪
Commented by のんのんママ at 2008-05-02 23:21 x
またまた読んでますね~♪
ステッチやらブログやら読書やらお勉強やら(やってる?笑)
感心するほど充実した毎日だね~~~。
「犬身」・・前に新聞の下刷りで見た気がするけど
うかつにもリクエストしてなかったわっ。
なんかみょ~におもしろそう(笑)
続いて化け猫のお話!
にゃんこさんってネコが苦手だったのね!
なのに「にゃんこさん」とはっ(爆)
桐野夏生さんの本は全部読んでるつもりだったのに、
これは逃してるかも?読んだ記憶がないんです!
是非読まなくてはっ!
私が最近読んだのは、矢口敦子さん「償い」、高樹のぶこさん「氷炎」、
岡嶋二人さん「眠れぬ夜の殺人」、川渕圭一さん「セカンドスプリング」です。
(実はおもしろかった順です・笑)
でもここだけの話(笑)、「償い」以外はイマイチでした(笑)
Commented by nyanko4116 at 2008-05-05 01:23
>のんのんママさま
クロスステッチだと何時間でもできるのに、教科書を手にすると
瞬時に睡魔が襲ってくるんですけど。。。
このゴールデンウィークで、早くも遅れをとっている勉強を
一気に立て直す予定です。
氷炎はまだ若い頃に読んで、
『中年の恋は恐ろしい・・・』と思った覚えが。
今読んだらずいぶん違うかな?
(でもイマイチだったのね┐(´ー`)┌)
岡嶋二人はずいぶん夢中になって読みましたが
続けて読んだため、まもなくすっかり飽きてしまいましたわ(笑)
『眠れぬ夜の報復』という続編もありますが、
『・・・殺人』がイマイチだとこちらも確実にイマイチだと思うので
特にお勧めはしません(*^-^)b
『犬身』はね、ちょっと気持ち悪いとこもあるんだけど
でも読んで損はないと思いますよ♪
『償い』毎度のことながら予約中で~す。
(楽しみ♪)
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by nyanko4116 | 2008-05-01 06:57 | 読書日記 | Comments(2)

今日も笑顔で♪


by にゃんこ
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